“ワックス脱毛=痛い”という概念を覆す『ワックス匠道』を世界一にしたい
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
1月号は「脱毛サロン Cheer」の下野 桃世さんが登場。
大学卒業後、介護職に従事。結婚と出産を経て、夫とともに飲食店経営を開始。コロナ禍を機に、事業の柱を増やすために美容業界へ参入を決め、『ワックス匠道』との出合いで、脱毛サロンを京都でオープン。同時に『ワックス匠道』認定講師としてスクール業も開始。
Instagram:https://www.instagram.com/momoyo.shimono_takumidou/
①エステティシャンを志したきっかけを教えてください。
数年前から飲食店を経営していましたが、コロナ禍や夫の体調不良をきっかけに、収入の柱を一つにすることに対してリスクを感じました。そこで、異業種への参入を決意。当時スキンケアや脱毛など、美容に関心を持った時期だったので、美容業界はどうかと考えていました。その時期に初めてブラジリアンワックスによるVIO脱毛を体験しました。仕上がりに感動しつつも、痛みが強すぎて、施術をもう一度受けることが怖くなってしまいました。当時施術していただいた方にこんなに痛いものなのかと聞くと、「皆さん悲鳴上げながら受けられているので大丈夫ですよ」と笑っていました。「きれいになるのにこんなに我慢をしなくちゃいけないのか?」と疑問を持ち、痛みのない脱毛をしているサロンやワックスメーカーを探し始めましたが、なかなか見つからず、展示会に足を運ぶことに決めました。そこで出合ったのが『ワックス匠道』でした。「眠れるワックス脱毛」と言われており、痛みを抑えたワックスを探し求めていた私にとっては運命の出合いでした。すぐに導入を決め、3ヶ月後には講師資格も取得し、サロンをオープンすることになりました。
②仕事に対するこだわりを教えてください。
私はエステティシャンとしても、講師としても、お客様や導入者様に対して絶対に中途半端なお付き合いはせず、全力で寄り添うと決めています。お客様や導入者様がどこを悩んでおられるのか、どういう将来を思い描かれているのかを必ず明確化し、それを解決する道をご提案しながら一緒に走っていくスタイルで仕事をしています。
③サロンのウリを教えてください。
一番の強みは「お客様に親身に寄り添う姿勢」です。施術の効果はもちろんですが、お客様の言い出しにくいお悩みを引き出し、解決に向けて一緒に走っていきます。ありがたいことに新規でご来店される方も、お客様のご紹介が多いです。これはお客様の満足度が高い証拠でもあると思います。車で2時間かけてくるお客様もいらっしゃいますし、皆さん私の人柄に惚れ込んでご来店いただいているのはとてもうれしいことですね。
④この仕事の難しさを教えてください。
2024年3月に開業し、5月ごろに集客に悩んだことがありました。開業当初は知り合いなどの来店もあったのですが、ここからだというタイミングでぱったりと止まってしまいました。知り合いの方に相談してみると、今まで自分は「経営」ができていなかったということに気付き、ペルソナやアピールポイントなどの経営の軸を決めるところから取り組んでいきました。匠道には技術や商材だけではなく経営サポートの講習もあるので、今は立て直すこともできて、経営にも強くなれました。軸をぶれさせないことが、サロン経営のポイントであると気づくことができた、よいきっかけだったと思います。
⑤目標や夢を教えてください。
私の夢は『ワックス匠道』の素晴らしさを世界中に広げることです。“ワックス脱毛=痛い”が当たり前になっている概念を覆したいんです。そもそもワックス脱毛は海外から日本にきた文化だと思うので、痛いと思いながらもワックス脱毛をしてる方たちに絶対喜ばれると思っています。日本全国にとどまるつもりはなく、世界一にしたいです。また講師としては、ワンランク上を目指しています。講師の中でもいくつかランクはありますが、そこを目指すのではなく、「私にしかできない楽しい講習」ができる講師を目指しています。楽しく、わかりやすく、正確にを大切に。そこができるようになるとランクも自然と上がってくると思っています。匠道は講習をしたあとも、アフターサポートがずっとついてきます。導入者様の目標に伴走し、経営やサロン運営もサポートしていきます。技術はもちろんのこと、経営の部分、講習内容など、まだまだ私も勉強しなければならない部分もあるので、もっと上を目指していきたいです。
BWJ大阪のチーム匠道の写真です。同じ志を持つ仲間は宝物。
チームで語り合う飲み会が、一番大好きな時間です。