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エステと出合えたのは“運命”  家族同様のスタッフとともに変化を恐れず歩んでいきたい

 

現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。

6月号は「デバーシェメディカルサロン リュシエール」の石井 麻子さんが登場。

 

 

育児との両立が可能な環境を求め、化粧品会社の営業職に就職。美容専門学校を経て個人サロンを開業。一度体調を崩し現場を離れたものの、復職。現在はエステティシャン・サロンオーナーのほか、美容製品の開発や宣伝にも携わる。

 

サロン情報

デバーシェメディカルサロン リュシエール

Instagram:@whitelinen0525

 

 

①エステティシャンを志したきっかけは?

直接のきっかけは、育児ノイローゼになってしまったことです。環境を変えるため、託児所のある化粧品会社に就職。何年か営業として働いた後、エステの技術を学び始めると、体に直接触って施術をし、笑顔になってもらう経験に感動したのです。科学的な観点から学び、よりよい施術を提供したいという想いから専門学校へ通い、卒業後自身でサロンを開業しました。

 

②働くなかで大変だったことは?

実は個人サロン開業後に一度病で倒れてしまいました。その後約2年のリハビリ期間は思うように体が動かず、周りにも迷惑をかけてしまっている状況に落ち込みました。しかしその時期においても、失ったことばかりではありません。例えばリハビリがきっかけでご縁をいただいたモデル活動は、サロンの宣伝につながるよい機会になっています。つらいことの先でも、美容に関することに出合えたことは運命のように感じています。

 

③石井さん自身の強みは?

人生のさまざまなタイミングで美容と関わるチャンスがあり、それをつかんできたことでしょうか。リハビリ中にモデルでもある言語聴覚士の先生に出会えたことやミセスインターナショナルに出場できたこと。これらのご縁から機器や美容法などを知る機会を得ることができました。それらすべてを美を提供するサロン運営に活かしています。

 

④リュシエールの強みは?

同じビル内にある医療機関と協力体制を築いています。診察の見学などで、勉強させてもらったり、化粧品・施術メニューの監修を受けたりしています。私たちはお客様を診察することはできません。だからこそ、肌や体の悩みを解決するために、医療機関を受診してもらうべきか、サロンでケアできるのかを見極める力を身につけることが必要だと考えています。

 

⑤エステサロンオーナーとして大切にしていることは?

スタッフが気持ちよく働ける環境をつくることが、今の私の一番の仕事のこだわり。スタッフは家族のようなもの。いいと思ったことは褒める、落ち込んでいたら少し時間をあけて声をかける、そのようなコミュニケーションを“適度に近い距離感”でとることを心がけています。

 

⑥目標や夢、実現したいことは?

コロナ禍を経て、自分のできることには限界があると実感しました。お客様に美しい姿でい続けてもらうためには“お客様自身の努力”が必要だと気付いたのです。そのためホームケアの重要性を伝えたり、体の状態をきちんと把握してもらったりすることに力を入れ始めました。これからも、あらゆる観点からのサポートでお客様の美しい笑顔を生み出し続けていきたいです。

 

 

My favorite

 

着物を着て、背筋を伸ばして歩くことで日頃丸まった背中が伸びて気持ちいいです。

リフレッシュにもなります♪