今月のエステティシャン「お悩みに気付くことが、美のプロの仕事です」
現役エステティシャンにインタビューする本誌の好評連載を抜粋。今月は、ポーラザビューティー 銀座店の宮井里操さんが登場します!
ポーラザビューティー 銀座店 宮井里操さん
大学卒業後地方銀行へ入行。2 0 1 1 年株式会社ポーラへ転職、ポーラザビューティー 銀座店に勤務。2016年に産休・育休を取得後、2018年5月より復帰。
Q.この仕事に就くきっかけは?
OL時代からポーラのエステティックサロンに通っていたこともあり、もともとエステティックに興味は持っていました。自分も含め、現代社会の中で忙しさから疲れを感じている人は多く、そういった人たちに肌を通じて癒しを与えられる素敵な仕事だと感じ、転職を決意しました。
Q.得意な施術ポイントは?
お客様一人ひとりに合わせた施術・接客です。上質で非日常的な空間が求められる銀座店ならではのおもてなしはもちろん、お客様本人が気づいていない疲れや悩みを探り当てることで、「また来たい」と思っていただけるような満足感を提供できているのではないかと思います。
Q.挫折や落ちこんだこと、この仕事の難しさを語ってください
未経験で入社したので、肌知識一つをとっても、イチからの勉強で、周りに遅れをとることが悔しかったです。思うように上達せずもどかしい思いもしましたが、とにかくさまざまなサロンに施術を受けに行き、お客様の身になってどうされたらうれしいかを考えるようにしました。今でもそれが最大の勉強法だと感じています。
Q.元気できれいでいる秘訣は?
やはり睡眠と食事は大切なので、育児で忙しい中でも時短術を駆使しながら時間を確保しています。また、仕事の疲れを溜めないよう心がけ、自宅でのストレッチやヨガのポーズは欠かさないようにしています。
Q.どんな目標や夢を持っていますか?
新人教育係として研修を担当しているので、新しいスタッフたちのデビューが今の目標です。同じ悩みを乗り越えてきた立場として、わかりやすい具体的なアドバイスを心がけています。長期的には、大好きなポーラの化粧品のよさを、多くのお客様にお伝えしていきたいですね。
Q.仕事のこだわり、〈私の流儀〉を教えて!
ニーズを見極めた接客をすることです。お客様がご所望の化粧品でも、その方のライフスタイルに合わないと感じれば、続けられそうか一度聞いてみるようにしています。それは、カウンセリングや施術にしても同じ。ここに来てよかった、この化粧品を買ってよかったと印象に残ることが一番大切です。
自然な血色感とツヤがお気に入りの、チーク&ツヤ出しスティック。側面をハイライトとして活用するのが上級者のワザ。
化粧品ブランドとしてここ数年でグンと知名度をあげたメーカーなだけに、エステを受けにいらっしゃるお客様は新規の方も多いのでしょう。いかにファンになってもらえような魅力ある店鋪にしたい、というのが宮井さんの教育ポリシーであり、自身のスタイルのようです。宮井さんの制服姿は、エステティック通信「3月号」に全身を掲載しています。ぜひご覧ください。