今月のエステティシャン「一歩先を読んだ接客をこころがけることが私の流儀」
現役エステティシャンにインタビューする本誌の好評連載を抜粋。今月は、クレ・ド・ポー ボーテサロンにお勤めの大原由美さんが登場します!
SHISEIDO THE STORE 「ESPACE CLÉ DE PEAU BEAUTÉ」大原由美さん
エステティシャン歴13年。働きながら専門学校へ通い、店長・トレーナーを経て2013年資生堂へ。翌年銀座店へ配属、2017年8月よりチーフを務める。
Q.この仕事に就くきっかけは?
直接のきっかけはアロママッサージのスクールに通ったことですが、ほぼ周りの人からの影響と言ってもいいくらいなんです。専門店に通っていたときのBCさんや、美容学校に通っている友人から刺激をいただきました。
Q.保有資格・得意な施術ポイントは?
日本エステティック協会の資格を保有しています。施術の面では、肌への触れ方について、ある著名な美容家の方から「触れるのに、こんなにも配慮してもらったことがない」との大変光栄なお言葉をいただきました。寝ている赤ちゃんを起こさないような、資生堂独自の繊細なタッチは、これからもレベルを維持し続けていきたいです。
Q.挫折や落ちこんだこと、この仕事の難しさを語ってください
昔は肌の見極めや力加減がうまくいかなかったこともありました。先輩とトレーニグを重ね、状態に合わせた最適なアプローチ方法を判断できるようになったと思います。エステティシャンは技術職なので、熟練するまでにはどうしても一定の期間鍛錬が必要ですね。
Q.元気できれいでいる秘訣を教えて!
仕事も遊びも一生懸命に。スキンケアは自分の肌の状態によってパックをしたり小顔マッサージをしてみたり。バリエーションをつくって、楽しみながら行なっています。最近は体の回復力が落ちてきたなと感じ、週に1回ボクササイズジムに通うようにもなりました。
目もとのくまが目立つときなどに大活躍するフェースカラー。光が当たるとパッと顔が明るくなるので手放せません。
Q.どんな目標や夢を持っていますか?
国内外問わず、「エステを受けるならば、クレ・ド・ポー ボーテサロン」と言っていただけるサロンにしていきたいです。ここ数年海外からのお客様も増え、あいまいな表現は避けるなどカウンセリングから見直し、すべての方に満足していただける空間づくりに励んでいます。
Q.仕事のこだわり、〈私の流儀〉を教えて!
つねにお客様の目線でいることです。お出迎えの時点で、カウンセリングはもうはじまっているんですよね。お客様はどう過ごされたいのか、どんな肌になりたいのか、自分に置き替えて考えるように意識しています。ただ気持ちいいだけじゃない、その一歩先を探り当てられてこそだと思います。
大原さんは、資生堂のプレステージブランド「クレド・ポー・ボーテ」のエステティックサロンにお勤めです。エステサロンに通うお客様の多くが使用しているとみられるブランドだからこそ、トリートメントをするエステティシャンはどんなバックボーンの方だろう、と興味があった方も多いのではないでしょうか。
大原さんのインタビューは、エステティック通信「10月号」に掲載されています。