ヒト幹細胞コスメ、導入していかがですか?<サロンインタビュー>
話題のヒト幹細胞コスメ、実際に導入すると売り上げやお客様の反応はどう変わる?この疑問を解決すべく、実際に導入しているサロンを取材した記事を、発売中のエステティック通信「9月号」から抜粋してご紹介します。
取材にお邪魔したサロンは フェイシャルサロン プチブラン
■導入のきっかけは「手応えのある商品」と出会いたかったから
国立駅近く、ブランコ通りにたたずむ「フェイシャルサロン プチブラン」は、オーナひとりで営む地域密着型サロン。試行錯誤を繰り 返しながらヒト幹細胞培養液コスメのフェイシャルコースを確立したオーナーの富岡陽子さんにお話をうかがいました。
――そもそも、どのようなきっか けでヒト幹細胞培養液コスメの コースを取り入れようと思われたのですか?
富岡さん(以下、敬称略) 店舗で 従業員をかかえながら働いていた時代から、さまざまなお客様との出会いがありました。リラクゼーションを求めている方が いらっしゃる一方で、施術の即効 性に重きを置かれている方も多いと感じ、結果がすぐに実感できて、「継続して通ってみようかな」と 思っていただけるメニューに需要 があると考えました。
――効果を実感しやすい施術を求 めた結果、ヒト幹細胞培養液に行きついた、ということですね。
富岡 そうですね。実際にコースとして確立するまでは、ヒト幹細胞フェイシャルにくわしい方のところへ通い、技術を習得しました。一番大変だったことは、ヒト幹細胞を導入する前段階の肌づくりです。肌の質や状態がそれぞれ違うお客様に対し、同じように、ヒト幹細胞の有用成分を吸収しやすい土台をつくるために、そのプロセスを感覚として自分のなかに叩きこむことにかなりの時間を費やしました。モニターになっていただくなどお客様にもずいぶん協力してもらいましたが、これでコースとして提案できる、というレベルに達するまでにはだいたい半年くらいかかりました。
オーナーの 富岡陽子さん
――サロン営業と平行しながら施術を磨いてこられたのですね。反響はどうですか。
富岡 施術後の違いをすごく実感していただけるので、継続につながる方は多いです。今ではご来店 いただくなかで 割くらいのお客 様にヒト幹細胞コースをお選びいただいています。選ばれるお客様 には、決定的な肌悩みを抱えてお られる方が多いですね。長年やっ てこられたサロンを前オーナーか ら引き継いだので、もともと昔からのお客様が多いのですが、ヒト幹細胞は年齢による肌悩みにアプローチする側面が強く、特に高 齢の方に人気が高いです。私自身、「お客様の本当の悩みを改善に導きたい」という気持ちでこのコースをはじめたところもあるので、その点でお客様のニーズと施術内容は合致していると感じます。
<リピーター続出のヒト幹細胞培養液コースはこんな手順>
血流を整えて⇨ピーリング⇨鎮静⇨培養液の導入
有用成分をしっかりキャッチできる肌にしていくために、まずは、まんべんなく超音波で 血 流をととのえ、ピーリング。さらに、分子の大きいヒト幹細胞培養液を肌の奥に届けるために、鎮静パックを。エレクトロポレーションでほうれい線やシミ・シワなど気になるところにタッピングしながらヒト幹細胞培養液を導入します 。
■信頼と利益の駆け引きをしっかり考えて、店販と施術でどう売るかを決めて
――お客様のニーズや富岡さんの努力が合わさって、ヒト幹細胞コースが需要のあるものへ成長したのですね。店販品の売れ行きもよいですか?
富岡 実は幹細胞コスメの店販は 行なっていないのです。普段生活 しているなかで、一カ月に使うス キンケア代はみなさんだいたい決 まっていますよね。使用中のものもありますし、単価が高めの幹細 胞コスメをおすすめしても手が出 にくいと思うんです。
――ええっ、そうなんですか?店販お得意そうに見受けられるので、てっきりされているのかと思いました。
富岡 なにごとも信頼ありきだと考えているので、店販品のセールストークもしません。プ ロに教えてもらって一番うれしいこと、たとえば、施術のお仕 上げの際にオイル・化粧水・美 容液・クリームなどを、何を何 滴塗布するのか見せながらお話 し、「このくらいの感触になるま で塗ってくださいね」と実際に お肌をさわって確かめていただきます。
■パワフルな施術を入れているからこそ、お客様には優しい価格の店販を
富岡 私は、個々人に合うスキンケアの方法を、お客様が現在使用中の製品をふまえたうえでアドバイスします。押し売りしないことで、お客様の心はほどけていきますよね。ですが、お客様とお話しするときはしっかり店販品が視界に入るように動いています。店舗経営 において、売り上げを上げていくことは間違いなく重要ですが、リラックスしに来られたお客様が買わされようとしている”と感じてしまった時点で、また来たくなるサロンではなくなってしまいますよね。なので、利益の追求とのバランスはつねに考えて動いてます。
幹細胞コースを導入するとしても、お客様に受け入れられ るかどうかを念頭に置き、いかにして信頼を得て、さらに売り上げにつなげていくかという工夫にかかっているように感じます。
エステティシャンの前は化粧品メーカーの営業職を経験しているという富岡さんならではの鋭い意見が聞けたインタビュー。参考にしたいポイントがたくさんあったと思います。ぜひ皆さんのサロンワークに取り入れてください。
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