Q1. エステティシャンを志したきっかけを教えてください。

ブライダルエステをきっかけにエステサロンにはずっと通っていて、友人に「この化粧品いいよ」とよくオススメしていました。その後、子どもが小学校に入るタイミングで、「エステティックの仕事をしてみたらどうですか」とお誘いの声が。仕事をするなら自分のやりたいことがしたいと考えていて、一番興味があったのが美容だったこと、中学生の頃から独立したい、経営者になりたいという思いもあって美容の世界に飛び込むことを決意。通っていたサロンで1年半ほど働いた後、独立しました。

Q2. 仕事に対するこだわりを教えてください。

お客様はきれいになってどうなりたいか、お客様の人生を変えるのがエステティシャンの仕事だと思っています。単に今できてしまったニキビをなんとかするということではなく、お客様に寄り添い、お客様自身がしっかりとホームケアができて、美容家になれるくらいのサポートを大切にしています。

Q3. サロンのウリを教えてください。

扱っているのが自社開発の化粧品というのは、ほかにない特徴だと思います。自活力に着目したクレンジングからクリームの6アイテムで、男性も、赤ちゃんも使える化粧品です。エステサロンでは敏感肌の方はお断りされるケースもあると思いますが、どんなお客様にも対応できるのもポイントです。実際に、クリニックやほかのエステサロンに行ったけれどお悩みが改善されなかったというお客様は多いです。

Q4. 保有されている資格を含め、ご自身の強みはなんですか？

情報発信力やブランディング力です。例えば、サロンを移転、オープンするときに、パーソナルジムもオープンしたいと考えていたので、その広告塔として、自分自身がトレーナーとして認知していただくために「サマー・スタイル・アワード」という大会に出場して優勝した経験があります。この優勝をきっかけに、SNSがバズったり、テレビ番組の出演オファーにつながりました。

そして美意識の高さ。美容家は説得力が何より大事で、お客様より知識も意識も高く持っていなければならないと思っています。自分自身の管理やボディメイクとお客様に適切なアドバイスができるように、ダイエットアドバイザーや肥満予防健康管理士の資格を持っています。

Q5. 最大のピンチを教えてください。

私の右腕のようなポジションで働いてくれていたスタッフが事故に遭い、仕事ができなくなったときですね。売上は半分ほどに落ち込みました。そのとき、2人で売上を上げる体制の危うさに気づきましたし、調子に乗っていたかもしれないと反省もしました。そして、経営や人材育成について本格的に学んだことがなかったので、セミナーに参加して経営者としての知識を身に付けました。小さなことでもスタッフに感謝を伝えることを意識し、いろいろな考え方のスタッフがいていいんだと思えるようになったら、だんだんとスタッフの定着率が向上していきました。

Q6. ズバリ、美の秘訣は?

自分に興味を持つこと。毎日しっかり鏡を見ていたら「気づいたらシミができていた」「気づいたら太っていた」ということは絶対にない。そして、お腹いっぱい食べないこと。「お腹いっぱい」と言って脳を騙しています。

Q7. 目標や夢を教えてください。

自社ブランドの化粧品をもっと有名にすること。もう一つは、自分と友人が入る元気な老人ホームを作ることです。エステサロンや美容室、ジムなどトータルビューティがかなう施設にしたいです。過去に老人ホームにエステティックの施術をしに行ったことがあるのですが、みなさん施術が終わると目の色が変わり、うれしそうにしてくださいました。お墓に入るまできれいに、そんな願いがかなう老人ホームを作りたいですね。