自分の施術でお客様の日常を楽しいものに “誰かのために”が私の原動力
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
10月号は脱毛専門店 BITEKIの山下 友子さんが登場。
大学で栄養学を学び、在学中に管理栄養士の資格を取得。卒業後は大手エステサロンのエステティシャン、大学の実験実習助手を経て、兄がオーナーを務める脱毛専門店「BITEKI」で再びエステティシャンに。
①エステティシャンを志したきっかけは?
学生時代から予防医学に興味があったんです。管理栄養士の就職先は一般的に病院が多いのですが、私は体の不調が起きる前に人の健康を守りたいという想いがありました。そして食が大きな影響を与える健康や美容分野の仕事には学んできた知識が生かせるのではと。夏休みを使って認定エステティシャンの資格を取り、エステサロンへ入社しました。
②働くなかで一番大変だったことは?
新卒で入社したエステサロンは人気で、とにかく忙しかったです。大変な日々のなかでは“業務をこなす”ことで精一杯になりがち。しかし、そんなエステティシャンはお客様に信頼してもらえませんから、まず先輩から仕事に対する姿勢を学ぶことからスタートしました。「人と人との関わりがあるのだから仕事100%の意識はダメ、愛情を持つことが大事」という考え方は今も大切にしています。
③BITEKIの強みは?
ずばり結果・価格・美肌へのこだわりです。オーナーが自分の目で見て体験して選んだ純国産の機器。どんな年齢層の方でも気軽に通いやすい値段設定。脱毛後の美肌づくりもかなえるフェイシャルメニュー。これらの要素でお客様に満足していただけていると自信を持って断言できます。
④山下さん自身の強みは?
お客様に+αの接客ができることでしょうか。施術中、お客様とお話ししていると、脱毛以外の悩みも顕在化してきます。今まで学んだ栄養学の知識を生かし、健康で美しい肌をつくるためのスキンケア、内側からのケアである食事や栄養のアドバイスをさせていただくと、お客様が喜んでくださるため、自分の自信にもつながっています。
⑤エステティシャンとして大切にしていることは?
学び続けることです。お客様に何か質問されたときに答えることができなかったらプロではないですよね。「来てくださったからには絶対にきれいにしたい!」という想いをモチベーションに、SNSで最新の情報を収集したり講習会に参加したりしています。自分のアドバイスを実行してくれたお客様の変化を次の来店の際に実感できるととてもうれしいです。
⑥目標や夢、実現したいことは?
エステ1回の効果には、施術だけでは説明の付かない魔法のようなものがあると思うんです。とはいえ、それは体だけでなく心もケアできていることが大前提。美容業界から離れていた時期も、家族や友人には施術していました。そのとき気付いたのが、「楽しかった、施術を受けてよかった」と思ってもらえるのが何より幸せだということ。お客様の心や日常を豊かにする美容を提供できるよう、日々努力していきたいです。目指すは“お客様の気持ちを明るくできるエステティシャン”。
ゆっくり時間の取れるときは趣味の料理をします。家での料理は調味料もこだわっています♪