過去の自分と向き合い、“まごころ”を体現したエステティシャンへ
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
3月号ではエコロジーエステ エターナルライト 津田沼店の浅野有紀さんが登場。
中学から高校まで6年間柔道に打ち込む。高校卒業後は語学留学のため、オーストラリアで1年を過ごす。現在は母の経営するエステティックサロン「エターナルライト」の店長として、スタッフとともにサロンを支えている。
(https://www.facebook.com/people/Yuuki-Asano/100025149314018)
①エステティシャンを目指すきっかけは?
中学校の職場体験で、私は「エターナルライト」を希望しました。体験を通じて、「エステティシャンはお客様に喜んでもらえるキラキラした職業だ!」と思って以来、あこがれの職業になりました。
②実際エステティシャンになって、いかがですか?
最初はうまくいかないことも多くて……。でも、失敗を経て初めて気付いたことがあったんです。それは母が私のためにつらいことでも乗り越えてがんばってきてくれたということ。母への感謝が生まれると同時に、「私はこの店でエステティシャンとして働くんだ」と決意を新たにしました。
③うまくいかなかった原因はどこにあったのでしょうか?
高校時代、人間関係で苦労しました。それ以来、内向的な性格になり、人と深く関わることを避けるように……。働き始めてからも、「お客様や一緒に働くスタッフを幸せにしたい」と思いつつ、心のどこかでその人たちを信じることができなかったのかもしれません。いつの間にか自分から壁をつくってしまっていて。
④どうやって克服したのですか?
社内外のセミナーやスタッフとの関わりを通じて、自分の考え方の傾向を把握しました。私でいうと、壁をつくるほかにも、考え方の違いを理解できずに葛藤することもありました。ですから自分の考えを口に出す前に、まず「相手が求めていることは何なのか?」を意識し、相手の立場に立って物事を考える癖を付けるようにしました。業務中でもプライベートでも実践していましたね。
⑤仕事に対するこだわりを教えてください。
このコロナ禍では、お客様の置かれている状況への配慮が欠かせません。仕事もプライベートも制限され、暗い気持ちになってしまっている方もいるかもしれない……。つねにお客様の立場に立って、見えない部分まで想像して接するようにしています。私はこの姿勢を“まごころ”と捉え、大切にしています。
⑥サロンの自慢を教えてください。
今、バストにコンプレックスを抱いている方も、理想のバストへと近づけたら自信が生まれるはず。自信が生まれたらどんどん前向きになって、いつしか自分を丸ごと好きになれるはず。私たちの「ミラクルバスト?」はそんな技術です。本当に素晴らしい技術だと思っています。
両親はいつも大切なことを教えてくれる最大の味方。ビジネスパートナーでもあり、かけがえのない存在です。
※本記事は『エステティック通信』3月号から抜粋したものです。