オーストラリア仕込みの知恵と技で心も体も美しく、強くするお手伝いを
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
9月号ではR STYLE BEAUTY麻布十番の東野 玲子さんが登場。
(Instagram→@ray_super_therapist)
① オーストラリアでエステの技術を学ばれたとうかがいました。
オーストラリアに渡ったことは私の大きな転機となりました。オーストラリア人にとってティーツリーオイルやハーブティーはとても身近なもの。彼らは植物の力をうまく取り入れて生活していました。感銘を受けた私は現地でエステの技術を学びました。当時はまだ一般的ではなかったインナービューティの知識もそこで学んだことです。
②オーストラリアのエステはやはり日本とは違いますか?
オーストラリアではスイス流のさらさらと肌をなでるような施術が主流で、日本のように強く指圧することは少ないですね。ただ、私がオーストラリアで学んだアロマとフェイシャルリンパドレナージュは日本でも人気があります。リンパを流すことにより実感を得ている方が多いからでしょうか。
③サロンの強みは?
誰が使っても同じように結果が出るものにこだわりたいので、まずは情報を仕入れ、実際に使って、その上で納得できたものだけを導入していますが、導入していないものはないんじゃないかと思うほどたくさんのマシンを取りそろえています。だからこそお客様の体質・肌質に合わせた効果的な提案ができるわけです。
④この仕事の難しさは?
スタッフは女性ですから、結婚や出産などのタイミングで離職してしまうことがありす。過去には4人いたスタッフが1人になったこともありました。人が大変と思うことを大変と思わない私ですが、人材育成には試練がつきものだと感じますね。こうした経験を踏まえ、仕事への責任感と危機管理能力も養わせています。もちろん技術の向上は大前提です。
⑤きれいの秘訣は?
よく笑い、よく食べ、よく眠る。これに尽きると思います。それにはストレスを抱えないことが何よりも大切です。こんなことを言えるのは私自身が楽観的な性格だからかもしれませんが、“美しくなるということは強くなること”。今ストレスを抱えてしまっている方がいらっしゃれば、ぜひ強くなるお手伝いをさせていただきたいですね。
⑥今後の目標は?
メンズエステに力を入れていきたいです。私の知る限り、この辺りはメンズエステが少ないんです。これは狙い目ですよね。検索ワード上位のメニューはマストで、メンズ向けのメニューも用意したいと思っています。
2歳になった愛犬のぷーくん。いつも癒しをくれる存在で、ぷーくんと過ごす休日は至福のひと時。
※本記事はエステティック通信9月号より抜粋したものです。