きれいになって、喜んでいただきたい だからお客様一人ひとりとしっかり向き合いたい
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
7月号ではLara charme beauty salonの千坂亜美さんが登場。
(Instagram→@parafuse.ginza.ami)
①エステティシャンを目指したきっかけは?
ありがたいことに昔から肌を褒められることが多く、友達からスキンケアの相談を受けることも多かったんです。当時は専門知識がないなりに、雑誌から得た情報をもとに「こういうのが合うんじゃない?」って提案して。喜んでくれたときはうれしかったですね。それが心に残っていたんです。
②ただ、キャリアのスタートはファッション業界だったとか?
学生時代にアルバイトをしていて、そのまま正社員になった形です。とても楽しいお仕事で昇進の話もいただいていましたが、結婚・出産を経たら復帰が難しいお仕事でもありました。だから今後のためにも手に職をつけたいと考えて、エステティシャンになろうと。
③前職の経験で今につながっていることは?
前職はさまざまなお客様がいらっしゃる環境でしたから、どんな方とも分け隔てなく会話ができます。そういえば当時、「BAに向いてそう」と言われたこともありました。どのようなタイプのお客様がいらっしゃってもやり取りの中でニーズを汲み取っていくスキルは、エステティシャンのお仕事にも活かせていると思います。
④これまでで大変だったことは?
独立前にサロンの立ち上げから経営までを任せてもらったときは、スタッフ教育や店舗の責任者としての勉強に追われる日々でした。ようやく施術に入る時間ができたと思ったら今度はお客様とスタッフ間のズレも感じるようになり……。以来、アフターカウンセリングを充実させるようになりました。
⑤サロンのこだわりは?
一番大切にしていることは一人ひとりに寄り添うことですね。個人でやっていますので、お客様と直接LINEでやり取りもしています。初めてお越しいただいたお客様には、お帰りの際にそれぞれの悩み・症状に合わせたアフターケアの方法を記載したものをお渡ししています。「絶対また来たい」と思っていただきたいですから。
⑥この先の目標は?
実はずっと夢だった肌質改善やバストケアなどを取り入れたトータルビューティサロンを今年の6月ごろにオープンしようと準備していたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期にせざるを得なくなり……。時期を見計らっていたところ、6月半ばにオープンできることになりました。場所は銀座です。この逆境をチャンスに変えられるか、挑戦してみます。
※本記事はエステティック通信7月号より抜粋したものです。