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新卒入社時は自分だけが未経験。それでも大卒就活生がエステを選ぶ理由とは?

サロンワーク その他 -

特定非営利活動法人日本エステティック機構(以下JEO)が実施している、「エステティックサロン認証」を獲得しているサロンで働くエステティシャンにインタビューする「今のサロンが最高な理由」シリーズ。

 

三浦あやめさん

 

今回おうかがいしたのは、都内から神奈川まで11店舗展開するエステティックサロン「セントラヴィ」の新宿東口店。痩身・スリミングメニューを軸に、フェイシャルやブライダルメニューも展開し、高い口コミ評価を得ているサロンです。お話をしてくださったのは、新卒入社で3年目の三浦あやめさん。白くてつやつやの肌と親しみやすい笑顔が印象的! 同年代として、お話を聞くのが楽しみです。

 

 

 

会社説明会は専門技術を習得した学生ばかり。大卒は自分ひとりでした


 

–この業界に入るきっかけから教えていただけますか。

 

三浦さん 大学は文学部でまったくエステティックと関係のないところだったのですが、美容には興味があったので、何か美容に関わるところに就職したいと考えていて。就職サイトで美容関連の仕事を検索していたら、エステティックの仕事がたくさん出てきたんですよね。

見るだけ見てみようと思って説明会へ行ったときに、エステティシャンはただお化粧品などを扱うだけではなくて、お客様と向き合って、悩みを解決して差し上げられる存在なのだということがわかり、素敵なお仕事なのだなと思うようになりました。

 

–実際にその仕事をされている人の話を聞くのは、人の心を動かすきっかけになるのですね。エステティックサロンの募集はたくさんあったかと思いますが、その中でもセントラヴィを選んだ理由はなんだったのでしょう?

 

 

三浦さん 最終的にはとにかく“人がいい”というところでした。説明会では社長をはじめとした先輩社員の皆様がすごく熱い気持ちを持って仕事をされていることがわかりましたし、スタッフ間の愛情深さも垣間見ることができました。また、選考を重ねていくうちに管理職や人事の方など、社内のさまざまなところに携わっている方にお目にかかる機会があり、その方々の人のよさにも触れ、こちらに入社したいと思うようになりました。

 

–未経験で不安はなかったですか?

 

三浦さん 説明会では、周りは専門学生さんが多かったので、はじめは不安に思いました。しかし説明会で質問したところ、最初の1カ月本社で研修を行ない、その後もどのようなフローでどのような技術研修を行なうかなど細かく教えていただけたので、入社してからのイメージができて不安はなくなりましたね。

 

 

 

シビアなノルマはないけれど、誰が担当しても100点を取ることがお店の目標


–具体的な想像ができたのが入社まで不安なく過ごせた理由なんですね。逆に、入ってから改めて実感したことなどはありますか?

 

三浦さん 入る前は、サロンの売上のノルマなどはどうやって達成していくのだろう、とやはり想像がつきませんでした。実際にお客様につくようになると、先輩にフォローしていただきながら目標をめざすこともあり、すごくシビアに数字を求められるわけではないのだな、と思いました。あまり自分一人でプレッシャーを抱え込むことなく、がんばれています。

 

 

 

–具体的には目標はどのように設定されているのでしょうか。

 

三浦さん 施術が終わったら、お客様にアンケートを実施しているのですが、そこでの評価から目標設定を行なっています。「非常に満足・満足・どちらでもない・不満・非常に不満」といった項目があるので、「非常に満足」に達するように日々お客様と向き合っています。最初の頃は全部アンケート結果を書き出して、何が足りていないか自分で理解し、先輩にもアドバイスをいただきながら改善していきました。

 

また、うちは指名制をとっていないので、どのスタッフが担当しても「非常に満足」となることが望ましく、それを目標に助け合いながら技術や接客を磨いています。

 

–店舗のスタッフみんなで「非常に満足」をめざしておられるのですね。今の三浦さん個人の目標などはありますか。

 

三浦さん 3年目になると後輩も入ってきますし、先輩方がしてくださったように、技術面・接客面ともに後輩に背中を見せられるような存在になれたらな、と思っています。また、副店長や店長といったポジションに値するような人格に、自分を磨いていかなければ、と意識するようになってきました。

 

 

–キャリアのステップアップですね。皆さんそのくらいの時期にめざされるのでしょうか。

 

三浦さん 個人差があるので、最短で2年で店長になるような人や、同期で今店長代理などを任されている人もいます。あとは店長などの管理系ではなく、技術トレーナーをめざして努力を重ねている人もおり、ステップアップの道もそれぞれですね。スタッフの持つ技術の度合いを示す評価システムなども確立されているので、さまざまな面から自分のキャリアアップをめざせるようになっていると思います。

 

–なるほど!それぞれ自分に合ったキャリア形成の道があるのですね。最後に、今エステティシャンをめざしている方に向けて一言お願いします。

 

 

三浦さん セントラヴィはスタッフの仲がどこの店舗でもすごくよく、お客様との距離が近い、というところも特長だと思います。

 

エステってどこか敷居が高いイメージがありますよね。

 

お客様も最初はすごく緊張されているので、まずは親しみを持っていただけるように、プライベートのお悩みなどにも寄り添いながら、お客様と心を通わせていきます。そんな風にお客様とかかわることができて、自分自身も成長できる会社です。一生懸命がんばりたい、と思っている方は、ぜひ熱い気持ちをもって来ていただきたいですね。

 

 

 

共通目的がどのスタッフにも行き届いている。それこそが気持ちよく働ける理由


 

最後に、こちらの新宿東口店の統括店長である櫻井愛美さんにもサロンの雰囲気についてお話をおうかがいしました。

 

新宿東口店の統括店長である櫻井愛美さん

 

 

–先ほど三浦さんにお話をうかがってきて、本当に「人がいい会社なんだ」とおっしゃっていました。

 

櫻井さん 新人がそんな風に思ってくれているのは本当にうれしいことですね。弊社では感謝の言葉を伝えることを特に大切にしていて、つねに「ありがとうございます」という言葉が飛び交っているんです。「ありがとうございました」ではなく、現在進行形で「ありがとうございます」。

 

注意されたときも、「すみません」よりも先に自然と「ありがとうございます」が出てくるようになるほど。

 

私も、この会社に入るまでこんなに感謝の言葉を口にすることに、注意を払っていませんでした。それに気づかせてもらったのは自分の人生にとってプラスになったと思います。

 

–会社をあげてそのような“心がきれいになるような”取り組みをされているのですね。10年間もサロン認証を獲得され続けている所以のひとつでしょうか。

 

櫻井さん そうですね、“こういう風にしていきたい”という会社の方針が、新人のスタッフにまでしっかりと行きわたり続けているからこそだと思います。お客様と契約を結ぶときのトークなどは、新人時代からロープレを何度も繰り返し、何年目になっても定期的に確認します。

 

契約フローや衛生面などが整備されていることももちろんですが、「お客様が不快な思いをしないように」というお店の共通目的がどのスタッフにも行き届いている。それこそがみんなが気持ちよく働き続けられている理由だと思います。

 

 

 

取材を終えて・・・

 

「まずは感謝の気持ちから」と会社のよさを教えてくださったお二人。最後にお二人の写真を撮らせていただいているときには、仲のよい姉妹のようにはじける笑顔を向けてくださいました。

 

「会社の人が大好き」と明言して働ける職場の人間関係はただの馴れ合いではなく、そこにはあつい信頼がある!

 

キャリアアップはもちろん人間性の成長も早いのだろうな、と感じたインタビューでした。

 


取材・文 柴田 彩瑛(エステティック通信編集部)

 

 

協力 セントラヴィ 新宿東口店
http://www.st-laviee.com/
関連サイト 特定非営利活動法人日本エステティック機構
http://esthe-npo.org/