＜コラム＞自分より他人のフェイスラインが気になる人は2倍以上！
今年も早いもので、すでに9月半ば…。夏の強い日差しが弱まり、日に焼けた肌が落ち着くこの季節は、シミ・シワ・たるみなど「夏の肌疲れ」を感じる時期ではないでしょうか。
エステティックサロンでも、9月は、夏の毛穴ケアから、シミや乾燥のメニューに切り替わる時期。いつものメニューに今年らしい変化をつけられる記事をみつけたのでご紹介します。
■お客様が気になっているのは「フェイスラインの崩れ」
資生堂グループのプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」では、2018年7月に、30～50代の女性1,000名を対象に「フェイスラインのケアに関する意識調査」を実施、その結果を公表しています。
はじめに、「自身の肌悩みで現在気になること」を尋ねたところ、
1位「シミ・そばかす（53.2％）」
2位「毛穴（38.4％）」
3位「ほうれい線（31.8％）」
4位「乾燥（27.6％）」
5位「フェイスラインのたるみ（20.5％）
※3つまで回答。
一方、久しぶりに会った友人など、自分以外の女性の肌で年齢を感じるポイントについて尋ねたところ、
1位「ほうれい線」59.4％、
2位「フェイスラインのたるみ」「目元のシワ」44.4％
と、多くの人が「フェイスラインのたるみやゆるみ」をみて、老けたと感じていることがわかりました。
一方で、「フェイスラインのたるみ」に対するご自分でのケア実態も調査されており、なんと、特にケアを行なっていない人が59.9％！
年齢を感じていても、ほとんどの人がケアを行なっていないんですね。ちょっと驚きです。
■年齢による残酷な結果に気がつくのは「写真を見た」とき
さらに、年齢による顔の形状変化を客観的に示したシミュレーション動画を作成し、動画を見る前と後で、「フェイスラインのたるみ」に対する意識が、どう変化するかを調べています。結果、視聴前に「10年後深刻化しそうな3大肌悩み」という質問に「フェイスラインのたるみ」をあげた人は、わずか34.0％だったものの、 視聴後には57.9％に上昇。視聴前に比べて1.7倍に増えたことがわかりました。まあ、当然といえば当然ですよね。
「フェイスラインのたるみ」が気になったシーンは「証明写真を撮ったとき」や「同窓会の写真を見たとき」といった回答が多くみられ、フェイスラインの変化は、客観的に見てはじめて気づくケースが多いんですね。
■フェイシャルのお客様には写真撮影をカウンセリングにプラス
これを踏まえると、エステティックサロンも、新たな工夫が必要です。
お客様のお写真を撮影、もしくは、分析機器で撮影した画像を見ながらカウンセリングをするなど、エイジングケアコースには、客観的な視点を加えることがマストになってきそうです。
プロならではのサロンケアとホームケア方法を提案するなら、メニューが変わるこの季節にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
