見て触れてわかる「本物のエステティシャン」を輩出したい
体のメカニズムを学び、技術と知識を習得。CHIAKImethod®と栄養学で、無敵のエステティシャンを育成する村川 千亜紀代表にうかがいました。
エステティック通信2019年2月号より抜粋
村川 千亜紀 ディパドゥーナ株式会社 代表取締役
美容業界歴25年以上。人材教育やサロンマネジメントなどを経験後、エステティシャン養成スクールなど数多くのセミナーで講師を務める。解剖生理学に基づく根本的改善を目標に構築されたCHIAKImethod®の考案者。
これから求められるのは職人エステティシャンⓇ
–昨年も、チアキメソッドⓇ 相変わらずの人気でしたね!
村川社長 おかげさまで、導入していただいたサロンの先生方からうれしい報告を数多くいただいております。チアキメソッドⓇ は技術が複雑なので習得までに反復練習が欠かせませんが、みなさんしっかりと技術を確立してくださっており、弊社としてもうれしい限りです。正しい技術を身につけるには、時間をかけて体に覚え込ませないとなりませんから。
今年も引き続き、受講していただいた皆様が正しい技術を習得できるよう、妥協せずフォローしていきたいです。
–サロンの先生方からは、どのようなうれしい報告があったのでしょうか。
村川社長 集客や売上が軒並みアップしたという報告が多いです。ほかには、個人サロンで チアキメソッドⓇ を導入することで拡大移転オープンされる方が多くいらっしゃいます。そして弊社として何よりもうれしいのが、受講してくださった先生方からの「初心に戻れた、情熱がよみがえった」などという声です。弊社の講習会をきっかけに学びたいという気持ちに火がついたという感じでしょうか。経営や接客に日々追われているなかで、見失っていた目標や情熱がよみがえるような感覚になっていただけています。昨年もこうしたサロンの先生方と出会えたことは、弊社のモチベーションアップにもつながり、皆様からご意見やご感想をいただいたことで、新たな取り組みに挑むきっかけともなりました。出会いは財産だと実感する年でもありました。
–新たな取り組みとはどのようなことでしょうか。
村川社長 2018年に「実践型免疫栄養学セミナー」という、体質改善のセミナーを開始しました。体を作るものは食べ物、つまり栄養ですから、エステティシャンが栄養学を学ぶことはマストだと感じております。セミナーの最終目的は、体を見て触れてわかる、職人エステティシャンⓇ を世に輩出することです。体にとって誠実な手段で、確実な結果を最短で出せる本物のエステティシャンを育てていきたいのです。お客様もそんなエステティシャンを待っているのではないでしょうか。
栄養学とフェイシャルで進化する チアキメソッドⓇ
–実際に栄養学の講習会を開始して、いかがでしたか。
村川社長 サロンにいらっしゃるお客様の体質改善を実現できるので、健康・美容ともに効果がアップしたという報告をたくさんいただきました。即サロンワークに生かされていることを実感させていただきました。長年積み重ねてきた経験を生かした実践型セミナーであり、今後も、机上の空論ではなく、リアルな経験と結果を伝えていきたいと思っています。そして2019年は、女性特有の悩みである貧血や低血糖、さらには筋肉や免疫・ホルモンまで掘り下げて、知識を広めていきたいです。日本の女性の8割は隠れ貧血といわれており、貧血を実感していなくても、鉄分不足の女性が多くいらっしゃるのが現実です。上手に鉄分を摂取する食事法や、肌や髪の毛をつくるたんぱく質の重要性、こうした栄養素の偏りがむくみや冷えにも影響することなど、栄養学の講習会では女性特有の悩みについてくわしくお伝えしたいと思っています。うれしいことに国内のみならず海外からも受講を希望される方が増えておりますので、海外向けの講習会も考えていく予定です。
–実りの年になりそうですね!ほかに目標に掲げていることはありますか?
村川社長 今年のもう一つの目標は、チアキメソッドⓇ のフェイシャル施術をリリースすることです。顔も体調不良や不定愁訴が影響するパーツです。唯一無二のメソッドに磨きをかけた内容に仕上げたいですね。また現在、遠方のサロンの先生方からの受講希望も続出しております。皆様のご希望に応えてセミナーを増やしていきたいと思っておりますが、身一つでは限界があり、自分自身、歯がゆい気持ちでおります。そのため、今年は私以外にも チアキメソッドⓇ の講師として壇上に上がれる人材を生み出すことも目標としています。まだ構想段階で時間がかかるとは思いますが、講師育成プログラムを組み、堅実に、確実に進めていきたいと思っております。
今年もやるべき事が盛りだくさんですが、今まで習得した技術と知識をたくさんのエステティシャンの方々に受け継いでもらうために、誠心誠意活動していきたいと思います。