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中身の濃いメニューを 提供して利益を出す、 「強いサロン集団」をめざす

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淵上 ゆかり 株式会社アミ・インターナショナル 代表取締役

 

制度の変更で、学び続けるサロン育成の好機に

 

昨年ドイツ本社から、『グリーンピール』の国際ディプロマを3年に1回の更新制度に変更したいという申し入れがありました。それまでは永久ディプロマ制度でしたので、今回の変更は大きな変化です。常に新しい情報を入手し、勉強を重ねて技術を磨いていくことになります。この変更はマイナスではなく、正しい情報をきちんと獲得し、絞り込んだ勉強で技術を古いものにしないという好機と捉えるべきです。日本におけるディプロマ認定サロンは1200店舗あります。そのうち800店舗は実際に施術を行なっているので、世界的にみても稼働率のよい部類に入ります。優秀なサロン様が多く皆様勉強熱心で、伸びしろを感じさせる方ばかりです。このようなサロンが増えれば、ニーズを絶やさない強いサロン集団になる。『グリーンピール』を通じて、強く賢くうまい技術者を増やしたいと思っています。

 

『グリーンピール』のいいところは、テクニックに左右されないところです。施術の80%は、『グリーンピール』のハーブが補ってくれますので、エステティシャンのテクニックは20%でかまいません。しかし、コツをつかめば120%、150%の結果が出せる、それが特色でもあります。私たちはディーラーやメーカーのように思われているかもしれませんが、技術の向上をお手伝いする役割を担っています。勉強は必ず自身の投資になるので、気軽に本部に立ち寄っていただきたいです。『グリーンピール』の醍醐味を、ぜひ多くの方にわかっていただきたいと願っています。

 

提案型商品制作でハーブ化粧品を日本から世界へ

 

2017年に確立した『55SEC(プチサロン)』は商標登録を行ないました。今後、皆様にさらに自信を持ってメニューに取り入れていただくための材料となるでしょう。ほかにもスカルプケアの特許も取得しており、これでオリジナルシャンプー『ココレドゥ』を商品化しました。アジアでもご好評いただいており、来年はグレードアップやリニューアルをかけ、さらに進化させるつもりです。ほかにも、にきびや抜け毛を気にする男性のお客様が『グリーンピール』に増えてきたということもあり、提案型での商品制作を予定しています。

 

新製品については、年末にビタミンC美容液『ビューティーフラッシュ』がリリースされました。敏感肌でも使えるちょっと面白い美容液で、ビタミンCとペプチドを攪拌することで成分の力が倍増されるというロジック。『グリーンピール』で活性され、代謝が促進されている肌に入れ込むからこそ、効果を実感できる製品です。同時に、PM2.5などのアンチポリューション(抗汚染)デイクリームも発売されるなど、トレンドからも目をそらさない姿勢はさすがです。シュラメック社は商品開発のサイクルが非常に早く、もちろんすべて見ていますが、この2つの商品に代表されるような素晴らしいものに絞って、広報活動を行なっていくつもりです。

 

グリーンピールと契約して20 年ほどたちました。来年からは、後継者の育成も視野にいれていきます。1人というわけではなく、グループやサロン単位など、多くの人が技術と意志を引き継いでいく、そんな形がベストだと思っています。社員教育もそのようにシフトしており、今後はみんなで『グリーンピール』を残していく、そう心に決めています。

 

 

淵上 ゆかり YUKARI FUCHIGAMI
株式会社アミ・インターナショナル 代表取締役
大学卒業後、放送局を経て美容業界へ。1985年から33年目となる。2005年NPO法人日本エステティック学会理事就任を機にグリーンピールの教育の活動を始め、2007年にシュラメック日本総代理として独クリスティーネシュラメック社と契約し、グリーンピール60年・日本総代理10年を迎える。