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「びっくりして捨てられることも」エンビロン開発者トークライブをレポ

業界ニュース -

日本における「エンビロン」ブランドを統括する、株式会社プロティア・ジャパン(東京都中央区、代表取締役社長 マークC.ミンター)は、 2018年5月31日(木)エンビロン開発者であるDr. フェルナンデスの来日を記念し『 “最先端レチノール美容”トークイベント』を開催した。

 

 

はじめにDr.フェルナンデス氏より「スキンケアにおけるビタミンA革命」と題したレチノールに関する講義が行なわれた。フェルナンデス氏が化粧品開発を始めたのは、約39年前、皮膚がん(メラノーマ)で2名の患者を亡くしたことがきっかけになったという。

 

 

この悲しみから、日々さまざまな学術論文を研究した結果、ビタミンAがDNAをコントロールして皮膚の健康な成長を維持していることを知る。これらの論文を受け、40歳の誕生日よりビタミンAを欠かさず補給。効果は感じられたものの、皮膚は常にフリーラジカル(活性酸素)の影響を受け、皮膚の抗酸化ネットワークが定期的に激減すると気づき、開発する化粧品にはビタミンAにくわえ抗酸化物質を豊富に配合した。

 

 

たくさんの博士がビタミンA(レチノイン酸)配合の医薬品で皮膚が若く見えると証明する一方、レチノイン酸やレチノールを高濃度で皮膚に塗ると不快で続かないというデメリットがある。しかし、レチノールを肌に塗ると、皮膚の中でパルミチン酸レチノールに変化。さらにレチーノール、レチナール、レチノイン酸へと変化しDNAに作用する。そのため、レチノイン酸を塗布せずとも、皮膚のすべてがレチノイン酸を作る工場のような役割を持つためレチノールだけでエイジングケアが期待できると判明し、1987年パルミチン酸レチノールと抗酸化物質を配合したクリームが完成した。

講義では、エンビロンを使用している方のビフォーアフターも紹介。中には、50歳代からエンビロンを取り入れ、現在80歳代という女性の10年ごとの変化写真もあり「年代が逆なのでは?」と見間違う程の変化に、参加者からはどよめきが上がった。

 

 

■使うと、反応にびっくりする。これがレチノールの特長

 

講義後、参加者より「現在、レチノール系の成分が入った化粧品は一般にも手に入るようになっているが、エンビロンとの違いは?」という質問されると、

 

フェルナンデス氏は、

「エンビロンの中でも最高濃度のレチノール入りクリームをいきなり使用すると、赤味が出て敏感肌のような反応がでるため、みなさんすぐに捨ててしまうでしょう。ですが、配合量の少ないクリームからスタートしてステップアップすることで、赤味が出ない肌に変化する。どの濃度を使用するかをプロが肌を見極め、ステップアップするシステムが、一般コスメとは一線を画す点である」と説いた。

 

後半では、エンビロンをホームケアとして取り入れているという、皮膚科医・秋葉原スキンクリニック院長 堀内祐紀氏より「最先端の紫外線ダメージケア」と題し、クリニックでオススメしている美肌ケアメニューと、堀内氏自身が内外から取り入れているビタミンAや抗酸化ケアについてレクチャーされた。

 

近年、大手化粧品メーカーからも続々とレチノールを配合した化粧品が誕生している。しかし、これらの化粧品とエンビロンが競合することはなく、プロの目や手を通してこそ提供できる化粧品なのだと、改めて確信したイベントとなった。

 


 

お問い合わせ 株式会社プロティア・ジャパン
TEL:03-6361-1500
http://www.environ.jp