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日本酵素・水素医療美容学会『学会総会』開催

業界ニュース -

一般社団法人日本酵素・水素医療美容学会(東京都港区、理事長 内藤眞禮生、略称:JEHMB)は、2017年11月26日(日)TKPガーデンシティ品川にて、『2017 学会総会』を開催した。

始めに、佐々木広行副理事長より「事業活動報告と今後について」と題し、学会が発足した意義や、近年美容・健康産業を取り巻く状況などが紹介された。

その中で佐々木氏は「日本の美容・健康産業は、皆さんの努力で技術や知識、サービスの高さなどが、世界的にも評価され始めている。反面、特にエステティックは国家資格もなく難しさも増している。そんな中、サロンに通うお客様に付加価値をつけることができたらという思いで、2014年2月、同学会は発足した。サロン売上の8~9割を技術に頼っていたサロンワークにおいて、内面美容という“食べるもので内側から綺麗になる”という提案をもつことで、消費者もサロン事業者もプラスになり、業界も発展することができる」と内面美容に関する正しい知識を持つことがサロンや業界の発展へと繋がると説いた。

ファスティング研究部会活動報告、常任理事あいさつに次いで「サロンにおける成功事例発表」として、同協会評議員でもあるTiera代表 加藤寿代氏より、自社サロンで行っている事例に関して発表された。

加藤氏のサロンでは現在、美健康サロンとしてエステやカイロ、脱毛のメニューなどを行っている。元々、フェイシャル専門サロンで働いていたという加藤氏は、肌ケアにおいても食改善の必要性を感じたという。そのため、食をはじめとした様々なレッスンを開催。ファスティングのレッスンも人気でお客様からの要望で度々開催し、自然と予約に繋がっているという。

加藤氏は、「施術の予約を取ろうとするのではなく、他からアプローチするやり方もある」と、ファスティングカウンセラーの資格を活かしたサロン運営術を紹介した。

また、美容室での成功事例として、ソル・エ・テラ代表 武藤真紗世氏が登壇。

武藤氏は、自身のお子さんが3才にして重度のアトピーになってしまったことから「父親も母親もアレルギーではないのに、なぜ子供が重度のアトピーになってしまったのか」を考えた時、美容師という仕事が、沢山の薬品を使用していることが原因ではないかと考えた。この経験から、カラー剤に自然のカラー剤であるヘナを採用。武藤氏は、インターネットで様々な物が購入できる時代だが、あくまでもサロンに来てもらい、お客様が欲しい情報を取りに来る場として、サロンを利用して欲しいと考えている。

ファスティングは「いつもまでも、美味しいものを食べ続けられるために」というコンセプトで提案。売りやすく持ち帰りやすく、さり気なくお客様を教育できるファスティング製品を取り入れることで、店販30%という結果に繋がり、世の中に24万件もあるという美容室において差別化へと繋がっていると紹介した。

最後に、ハワイ大学医学部アトピーケア研究所 室長で、オルソクリニック銀座 国際医療顧問である松山夕稀己氏より、インナービューティーに関する特別講義が行われた。
松山氏もまた、お子さんが重度のアトピーであったことからハワイに移住。薬を使用した治療が思うような結果に結びつかないと思っていた時に、ファスティングを勧められたという。
果物をすり潰して与えるファスティングで、アトピー症状の軽減が見られたことからファスティングに興味を持ち、現在の内面美容研究へと繋がっている。

現在、海外を中心とした様々な学会を運営する松山氏は「エステティシャンやサロンの方にも、医療従事者が所属する学会にも、積極的に参加して欲しい。医師として、最新の情報を提供し、逆にサロンの方からもお客様にどのような変化があったのか、インナービューティーの事例をフィードバックして欲しい」と内面美容の重要性と、学ぶ意義を説いた。

エステティシャンを始め、美容師、治療家と様々な学会員が集まる同学会。垣根を超えて注目される内面美容を提案する、同学会の今後の動きに注目したい。

●お問い合わせ先
一般社団法人日本酵素・水素医療美容学会(JEHMB)
http://www.jehmb.jp/