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エスグラ新理事長「三谷 愛」氏インタビュー【後編】

アナリストコラム -

Q.今回、初めての女性理事長ですが、女性だからこそ行いたいことはありますか?
A.兼ねてより、エステティック業界だからこそ「女性が理事長に立ってほしい」と言う意見がありました、ですが私はピンと来ていなくて。正直、女性が男性と同じように活動することは、大変だと思います。

エステティシャンでも、待機児童問題で子どもを預けられなくて、職場に戻れないケースも沢山あります。国の支援が行き届いていないのですね。私も子供に合わせて仕事を選んでいました。ですが、好きな仕事は諦めて欲しくない。生きていく上で活力となるような仕事を諦めないで欲しいと思います。

理事長の任期は2年ですが、2年間の任期の中で同じ女性として家庭と両立しながら、しっかりと務めて行く姿を見て頂ければと思います。

Q.今期から、何か新しくなる事はありますか?
A.次回、第8回大会は、グランプリファイナルが地方開催から関東に戻ってきます。新たな試みとしては、8月4日より、「業績向上勉強会」という本部企画の勉強会をスタートしました。
エスグラと言えば、ランキングやグランプリがフォーカスされやすいのですが、それよりもモニター調査を活用してもっと業績を上げて欲しいと思っています。

私のサロンもエスグラに関わることで業績が上がりました。モニター調査を活用して業績をアップする方法をこの勉強会で伝えていきたいと思っています。

次回出場へのご案内でエントリーサロンに電話すると、業績が落ちていたり、閉店していたり…。「エントリーしている余裕はない」「エントリーしたからって変わらない」と言われることもあります。ですが、会社を良くするには業績を上げて欲しいと思っています。

オーナーさんと直接お話しすると、サロン経営に悩んでいる方が多い。自分も頑張ろうと思いますね。

Q.エスグラエントリーサロンに関しては、会員制度がないことに対し不安の声も出ていますが、どのようにお考えですか?
A. 他のサロンと触れる事の少ないどこにも所属していない小さなサロンほど、エスグラに関わる事で共に学び成長して欲しいと思っています。その関わりによってたくさんのサロンが繁栄していき、底上げに繋がればと思います。

現在、会員制度を取っていないのは、どの団体に所属していても参加OKということでもあります。中小サロンの受け皿になって、業界の成長、人材育成、幹部育成につなげて行きたいと思います。

Q.今、エステティシャンを目指している方に何か伝えたい事はありますか?
A.現在、エステティシャンの求人を出しても応募が来ない。人材確保が大きな課題となっています。そんな中でエスグラは、「エステティシャンになりたい」と思えるようなきっかけを提供し、エステティシャンの魅力を伝えていきたいと考えています。

現在、中国四国支部では、高校生向けの一日体験を行っています。今行っている活動が、10年先の結果に繋がればと思います。

Q. 最後に、エステティック通信読者に向けて一言お願いします。
A. 次回8回大会のテーマは「希望」です。

設立から7年経って、形が整ってきた所もあれば壁にぶつかって来た部分もありますが、エステティシャン・サロンの希望となるような団体にして行きたいと思います。

その為に、エスグラに関わるサロンを増やしていきたい。他店の技術やプレゼンを生で観戦することは、動画ともまた違います。業種問わず、自社が変わるキッカケになって欲しいので、是非ご自身の目で見て頂きたい。

もちろん、エントリーもして欲しいし、実行委員にもなって欲しい。まずは、自分達ができることから、自分達が生きる業界を良くして行きましょう。その為の、キッカケになれればと思います。

☆ありがとうございました。