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エスグラ新理事長「三谷 愛」氏インタビュー【前編】

アナリストコラム -

2017年7月13日(木)、一般社団法人エステティックグランプリ (以下エスグラ)新理事長に、三谷愛氏(株式会社エルピス 代表取締役社長)が就任した。

エスグラは、「エステティシャンが主役となって輝ける最高のステージや、お互いに学びあえる場を提供することで、自らの仕事に夢や誇りを持ち、技術や接客の向上と明確な目標を掲げられるようにすること」を目標とし設立。

本年7月12日(水)に第7回 エステティックグランプリ グランプリファイナルを名古屋にて開催し、前理事長である奥村優之氏より三谷新理事長にバトンが渡された。
そこで、四代目理事長で初の女性理事長となった三谷氏にお話しを伺った。

Q.始めに、エステティック業界に入ったキッカケをお教え下さい。
A.元々家業が呉服屋で、現会長である母が呉服屋の一角でエステをスタートしました。呉服屋を継ぐつもりは全くなかったのですが、美容に興味があったこともあり「エステティックなら」と当時就いていた仕事をやめ、ゼロから勉強をして現場に入りました。その後、教育部に移り、技術指導やチェックを行ない、5年前に代表取締役に就任しました。ですが、今でも、技術チェックや最終チェックは私が行っています。

Q.エスグラに関わったキッカケをお教え下さい。
A.エスグラには、立ち上げメンバーよりお誘いいただき、第一回目から実行委員として関わりました。その時は、今ほど深く関わっていたわけではなくて。覆面調査にも、とりあえず7店舗中2店舗だけエントリーしました。

正直、その時の調査内容は酷かった…けれど、第一回目の大会当日に店長を連れて行ったところ衝撃を受けまして。それで改めてエスグラの活動の意味を感じました。

Q.エスグラに関わって、変わった事はどのような事ですか?
A.それまでは、業界内での横のつながりはほとんど無く、自分達だけが学んでいると思っていました。ですが、色々勉強して学んでいるエステティシャンがこんなに居るのだと実感して。「エスグラの覆面調査で高い満足度を得る」という次の1年間の目標ができました。

正直、当時はエリアファイナルにすら残れるレベルではなくて…覆面調査の内容を元に、電話の出方やカウンセリングなど、調査項目を再度見直し、できていなかった所はしっかり改善。第二回目大会のモデルサロンプレゼン部門に出場することができ、おかげさまで準グランプリを受賞することができました。

また、フェイシャル技術部門にも出場することとなり、準備を始めました。サロン経営をしていると、トップが言う事に対して、付いてくる子と来ない子が居ます。ですが、エントリーしたことで自分達で目標を定めて、出場しない子がモデルになったり、練習時間を取るために、若い他のスタッフが事務仕事を代わりに行ったりと、自然とチームワークが良くなりました。

~後編につづく