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ビューティ・ビジネス・コンプライアンス研究会、第2期がスタート

業界ニュース -

ビューティ・ビジネス・コンプライアンス研究会(BBCA)は、11月11日(金)東京六本木にあるグランドハイアット東京にて、第5回(2期目)勉強会を開催した。

BBCAとは、エステティックサロン、ネイルサロン、美容メーカーなどの美容健康関連事業者が中心となり、コンプライアンス(法令順守)への意識啓蒙や、業界の健全的な発展を目指した経営者の勉強会であり、四半期毎に年4回開催されている。
特別顧問には自民党代議士 野田聖子氏、政治経済ジャーナリスト(株式会社損得舎 代表取締役)佐藤尊徳氏が就任。

 

定例の勉強会では、第一部として会の主要テーマである「コンプライアンス」に対する勉強会が行われる。
主な講師としては、美容業界が関わる各種法令法規に対し、厚生労働省や経済産業省、消費者庁などの監督省庁から幹部クラスを講師として招き、直接的な解説講義を受ける。
これまで厚生労働省健康局生活衛生課 課長 長田浩志氏(第1回)や、消費者庁表示対策課長 真渕博氏(第2回)などが、所管法規に関して美容業界が関わる点に関して解説が行われた。

第2部では、著名企業経営者を迎えた「経営」に関する講演などが行われる。
BBCA会員の中心は、30代から40代の美容業界経営者であり、比較的業界内での経験、実績が豊富であっても異業種や著名企業経営者から直接的な講義を受ける機会は決して多くはない。
各会員の意識啓蒙を目的に、多方面から著名な経営者を迎え、幅広い内容で充実した講演あるいは、ディスカッションが毎回行われている。

今回開催された第5回勉強会は、記念すべき2期目のスタート。

そこで、特別顧問である政治経済ジャーナリスト 佐藤尊徳氏から、経済誌「経済界」の創業者・主幹佐藤正忠氏の随行秘書時代に出会った著名財界人から学んだ、それぞれ”3つの教え”について講演が行われた。
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続いて、2期目の開催を記念し、同じく特別顧問に就任している野田聖子代議士を中心とした講演、ディスカッションが行われた。
まず、少子化、高齢化問題に対する基礎的な解説と見解が述べられ、これに対する美容業界としての課題や可能性が模索された。

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野田氏は、主婦層を含み女性の雇用拡大は美容業界において大きな事業機会に繋がると訴えた。
具体的には、「女性が外で活躍することは、化粧やヘアセットを中心に美容への消費は確実に増加する。」

女性雇用の拡大については、現在政府が検討している扶養控除廃止問題に関連すると同時に、少子化高齢化問題との結びつきも交え「受け皿の拡大により労働人口減少の解消にも繋がる」と。

もともと女性雇用比率の高い美容業界ではあるが、業界内での雇用に留まらず、それ以上に”業界外(他産業)への発信”の重要性、必要性を強く訴えた。
つまり、女性雇用の促進は美容業界成長に対する寄与度は高い、そこで美容業界が為すべきことは、単に消費を促すだけではなく、業界として”消費者を増加させるような活動”に取り組むべきではないだろうかとの考えが示された。

また、クールジャパン戦略における美容業界としての取り組みなどについても課題が浮き彫りとなり、具体的な対応について検討が行われた。

 

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●関連サイト ビューティ・ビジネス・コンプライアンス研究会(BBCA) http://bbca.info/