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サロン売上貢献「フェイシャル」がトップに

アナリストコラム -

弊社産業調査部ではエステティック通信編集部と合同で、全国の個人サロンを中心とした小規模サロン経営者を対象に「エステティックサロンの売上のキーファクター」を探るインターネット調査を実施しました。

まず、始めに「1番売上に貢献したサービスは何ですか」という質問に対し、フェイシャル:36.5%、痩身:25.0%と3位の脱毛9.4%と大きく差をつけ、2つのメニューが突出する結果となりました。

 

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また、「2番目に売上に貢献したサービス」は、フェイシャル:40.0%、痩身:15.8%、店販品:14.7%、特になし:9.5%。「3番目に売上に貢献したサービス」では、30.8%の人が特になしとの回答でした。
この結果から、大手サロンと異なり、個人サロンはフェイシャル専門店など、サービスの絞り込みを行っているところが多いことがわかります。

次いで「今後、力を入れていきたいサービス」について尋ねた所、フェイシャル:54.2%、店販品:33.3%、痩身:22.9%と続き、上位3位までのメニューは売上に貢献したサービスと同様の回答傾向がみられました。しかし、実際に売上に貢献した痩身より店販品の方が10ポイント上回っており、今後に期待が寄せられています。

 

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店販品は効率的に売上が立つだけではなく、施術で使用し商品力に満足してもらえば購入につながる可能性が高くなる。サービスを通じてお客様との信頼関係が築きやすい個人サロンにとって、店販品強化は適している戦略と考えられます。

弊社では、今後もエステティック業界の発展に貢献する、様々なレポートを発信する予定です。サロン戦略にぜひご活用ください。

 

<調査設計>
調査対象:「月刊エステティック通信」の会員読者
調査期間:2016年7月25日~8月17日
調査項目:  1.過去1年間に売上に貢献したサービス
2.売上に貢献したサービスに対して寄与した製品名
3.今後力を入れていきたいサービス
4.注目商品や導入を検討している製品と関心を持った理由
5.最も接触する情報収集手段
調査方法:インターネット調査
調査企画:株式会社美容経済新聞社 産業調査部
調査協力:「月刊エステティック通信」編集部