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ブルーライトが肌に悪影響

業界ニュース -

日本ロレアル株式会社(東京都新宿区)は、最新の研究結果により、「ブルーライト」は肌に影響を与える事実が判明したと発表した。

近年、テレビCMや広告などでも「ブルーライト」という単語を見る機会が多くなっており、ブルーライトの目に対する影響は徐々に知られつつある。
しかし、同社が行った研究によると、「ブルーライト」は紫外線(UVB)よりも鮮明な色素沈着※1を引き起こすこと、そして415nm※2のブルーライトによって生じた色素沈着は、UVBによって生じたものよりも消えにくいという新事実が判明した。

<ブルーライトと肌細胞に関する研究概要>
【実験1】「ブルーライト」の色素沈着に関する3つの研究結果
1.ブルーライトは、照射1時間以内に、“即時的”な肌の変色を引き起こす。
2.照射終了の3週間後までも残る色素沈着を引き起こす。
3.高いエネルギーのブルーライトほど、肌の変色も濃くなる。

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【実験2】「ブルーライト」とUVB照射による色素沈着比較実験
また、ブルーライト(415nm)とUVB照射の比較実験では以下の2点の事実が明らかになった(ブルーライトには真夏3時間分の太陽光に相当する1平方センチ当たり87.5ジュールの光を用いた)。

1.ブルーライトによって、鮮明な色素沈着が引き起こされうる。
2.ブルーライトによる色素沈着は3カ月以上持続する可能性がある。

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以上の研究結果から、ブルーライトによって日焼けと同じような現象が発生するという事実が分かった。これからは日焼け対策だけではなく、ブルーライトを発し、今や日常生活に欠かせない”スマホ焼け”対策にも注目が集まりそうだ。

日本ロレアル株式会社のブランド、ランコムでは、2016年2月17日(水)に紫外線だけではなく、ブルーライトからも肌を守る新メイクアップベース「UV エクスペール XL CCC」(税込6,264円)を発売。全4色あり、自分の肌にぴったりの色を選ぶことができる。

※1 色素沈着:刺激を受けたメラノサイトによって過剰に生産されたメラニンが生体内に蓄積すること。
※2 nm(ナノメートル):1メートルの10億分の1の長さ

●参考リンク ランコム UV エクスペール XL CCC 
http://www.lancome.jp/brand/campaign/whitening/uv/