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インナービューティの 哲学を世界へ 業界発展に寄与したい

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佐々木 広行 株式会社エステプロ・ラボ 代表取締役会長

 

人類の健康寿命延伸を掲げ国際的に動き出した一年

 

2017年は弊社にとって、国際的に大きく動き出した一年となりました。まず特筆すべきは中国最大のエステチェーン「ビューティファーム」との業務提携によって非常に難しいといわれていた中国の通関手続きが完了、中国国内での弊社酵素ドリンク販売が正式に認可されたこと。すでに中国国内にあるビューティファーム系列サロンの店頭で弊社製品が販売され、大変好評をいただいています。

 

また、5月にはマカオ最大の製薬会社を傘下に持つ企業グループとライセンス契約を締結。マカオ有数の
高級ホテル「レジェンドパレスホテル」の1階にエステプロ・ラボ マカオの1号店がオープンしました。

 

さらに10月にも同じマカオの「ザ・ベネチアン・マカオ」内に2号店がオープン、アジアの富裕層を中心に弊社製品が高品質なインナービューティブランドとして認識され始めています。そして同じく10月にはベトナムにおいて弊社21商品の正式通関が完了するなど、まさに2017年は世界各国で弊社のインナー・ビューティ・プロダクツが高く評価され、掲げる酵素&水素の最新栄養学に基づいたインナービューティ哲学を広くアジア各国に普及する足掛かりができた一年ともいえます。

 

急激に美容業界が拡大した中国・アジア圏でも、健康と美容には密接な関係があるというインナービュー
ティの考え方が広まり、口に入れるものをどうコントロールして美と健康を作り上げていくかという意識も高まっています。しかし海外には食事情が悪く、添加物や農薬の問題が山積している国も少なくありません。そうしたなかで「質のよいものを取り入れたい」という人々の願いをかなえると同時に、その国の健康寿命延伸に貢献できればと思っているんです。

 

内面美容への意識を高め業界地位の向上につなげる

 

弊社はこれまで認定サロン講習会を開催し、取引先サロンへ酵素栄養学などの最新の医学知識の啓蒙を行なって参りました。さらに美容業界の進歩・発展と健全でコンプライアンスを重視した企業経営のための
勉強会「ビューティ・ビジネス・コンプライアンス研究会(BBCA)」を主宰するなど、美容業界の地位向上に努めてきました。また、弊社が参加する一般社団法人日本酵素・水素医療美容学会が発行する公認ファス
ティングカウンセラーの資格取得者も2000人を超え、内面美容に関する正しい知識を持つ人が増え、真の美しさを手にするにはアウタービューティを磨くだけでは足りない、と理解され、その意識が徐々に高まっていることを実感しています。

 

しかし、今、美容業界は労働力の問題やビジネスモデルの寡頭化、競争の激化などにより、思うような利益をあげることが難しい、危機的な状況にあります。経済産業省からはエステティックが業法化、つまり業界として国に認められるためには健康寿命の延伸産業として生き残りを図ることがもっとも有効であり、近道だといわれています。そうした背景を考えても弊社が果たすべき役割は非常に大きいと思っています。インナービューティという健康寿命延伸コンテンツをエステティック業界が活用すれば、きっと大きな付加価値となるだけでなく、国が掲げる政策と合致することでエステティックの存在価値を高めることにもつながるはず。その点をどのように多くの人に広め、サロン様とともにどう新しい価値を作っていくか。我々の挑戦はまだまだ続きます。

 

佐々木 広行 株式会社エステプロ・ラボ 代表取締役会長
早稲田大学卒業後、一部上場企業勤務を経て1988年総合マーケティング企業設立。美容関連企業の製品開発などで圧倒的な実績を残す。2002年株式会社エステプロ・ラボ設立、現在、数社のグループ関連企業の代表も務める。