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世界が目を見張る、 そんな製品を作り続ける オンリーワンをめざして

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近藤 英樹 株式会社アーティスティックアンドシーオー 代表取締役

 

期待以上のものを作ることに情熱を傾けた10年

 

2017年から2018年初旬にかけて、岐阜県の本社をはじめ、家屋を一斉に整備しました。本社、化粧品部門、研修施設、工場、ショールーム、ロジスティック部門、グローバル部門と、全部で7カ所に土地から買い上げてそれぞれを設置しました。土地から買い上げたのは、土台がしっかりした会社を体現したかったからです。弊社は、2018年で立ち上げから10年目を迎えます。10年間は、試行錯誤しながらコツコツと、一方で自由な創造をしてきたと思っています。派手でセンセーショナルなことをやる会社、と思っている方もいるかもしれませんね。しかし、着実に製品についての信頼と価値を積み重ねてきたと思っています。

 

私たちは、自分たちの手で製品を一から作り、完成までをこの目と手で確認し、それを持つブランドを育て、信頼を育んできました。だからこそ、根拠のある自信を持っている。欲しい人の手に行き渡るよう製造するのもビジネスですが、私たちが大切にしたのは自信の持てる性能です。弊社の製品は、一部を外部に委託するということがありません。ずっと同じ場所で、同じ工場で作る。出荷まで、我々の手で仕上げるのです。これは、創業以来変わっていない部分です。意外だという人もいるかもしれませんね。実は、私たちは根っからの職人で、製品にこだわりを持っており、売るほうにはさほど重点を置いていない。「売れるから作る」ではなく、「よいものだから作る」のです。市場のニーズを読み取り、常にそれ以上のもの、期待以上のものを作ることに情熱を傾けてきました。妥協を許さない製品、納得できる製品、そこをめざしています。待ってでも欲しい、いつか欲しいと思わせる、エルメスのようなメーカーをめざしています。

 

目標は中国で10店舗展開春には新製品も準備

 

「東京に本社を移さないのか」と時折聞かれますが、私たちは「成功したから中心地に移る」というような、スタンダードなやり方は好みません。経済や文化の中心地に本社があれば、話が早い部分は確かにあります。しかし、弊社はオンリーワンをめざしたい。足を運ぶ価値のある企業になりたいのです。

 

うちの本社まで来るのは大変ですよ。でも、あえてここまで来てくれる、価値を認めてくれるお客様を大切にしたいのです。OEMのお客様も、オリジナル製品を購入してくださるお客様も、ビジネスパートナーです。納品したら終わりではありません。一緒に成功したいと思いますし、悩んだり、あれこれ考えたり、弊社の製品を真ん中に、一緒に仕事をしていく仲間だと思っています。仲間ですから、一度握った手は最後まで握っていたい、そう思っています。

 

会社としては、ここから2、3年が大切です。国内は今までと変わらずにやっていきますが、アジアを中心に取引先のグローバル化をめざす計画です。ECサイトと実店舗を使って、北京と上海に販売拠点を作るので、製造面でもテコ入れの必要がありました。それを見据えて新工場をリニューアルしました。こういった店舗を年内に10店舗増やす計画です。グループ会社も分社化して、グローバル化に向けて準備しています。これからは、信頼できる人に事業を任せ、ビジネスの輪を広げていくつもりです。

 

昨年はフルモデルチェンジを多数行ないました。今年は、春の展示会で新製品を発表します。進化している、そう感じてもらえる製品になるはずです。2018年は、私たちにとって大きく羽ばたく飛躍の年になる、そう願っています。

 

近藤 英樹HIDEKI KONDO
株式会社アーティスティックアンドシーオー 代表取締役
世界のトップ美容プロダクトメーカーをめざし、開発・製造・PRすべてにおいてインパクトを与え続けている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会正会員、韓国美容外科医学会正会員、アジアアンチエイジング美容協会(4A)代表理事。