「新医療保険制度」認知率わずか9.1%
2015年5月27日(水)年間約40兆円にも上る医療費の抑制を目的とした、 新医療保険制度が可決された。この新制度には、 肥満改善時における保険料減額や健康器具の交付などを含む、予防・健康づくりにおけるインセンティブ付与が1つの項目として盛り込まれている。
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、 世の中の動向をいち早く把握するために、 2015年5月29日(金)~2015年6月1日(月)の4日間、 20歳~69歳の男女1000人を対象に「肥満」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。その結果を公表した。
始めに「2015年5月27日に参議院において可決された新医療保険制度を知っていますか」という問いに対して「知っている」と回答した人は全体のわずか9.1%で、認知率の低さが浮き彫りとなった。
また、新医療保険制度について知っていると回答した91人に、新制度で知っている項目を尋ねたところ、「入院時の食事の引き上げ」(54.9%)、「紹介状なしでの大病院受診時における負担増」(42.9%)、「月収121万円以上の会社員の保険料引き上げ」(40.7%)が上位という結果となった。
新医療保険制度への認知度は全体のわずか9.1%であったが、予防・健康づくりにおける保険料減額、健康器具の交付といったインセンティブ付与を受け、肥満対策を強化したいと回答した肥満の人は71.2%にも上り、医療保険制度導入をきっかけとした肥満対策への意欲が見受けられた。
さらに「肥満・健康対策にあたって食事と運動のどちらで対策したい・対策していますか」の問いに対して、食事派が55.4%、運動派が44.6%で、食事派がやや優勢という結果となった。
エステティック通信としては、この新制度を利用して、肥満改善エステティックサロンに通う方が増えることを願う。