理想の肌は素肌の美しさ。皮膚科医が語るビタミンAの重要性
「当クリニックでは光老化に備えたスキンケアを重視しています」と語るのは、浜口クリニックの皮膚科医、日向麻耶先生。「ビタミンAケアを欠かすことはできません」と語る日向先生にお話をうかがいました。
日向麻耶先生。個人的にも10年以上、ビタミンAが配合された化粧品を使っているそう。
美容皮膚科の光施術に抵抗ある方におすすめしています
患者様のなかでレーザーやフォトフェイシャルなどが苦手な方に、エンビロン®のサロントリートメントをおすすめしています。トリートメントで肌をクーリングすることで、「心地よい肌の感触を得られる!」とのお声をいただくことができ、私も嬉しいです。
私が勤務するクリニックでは、紫外線ケアの美容トリートメント(ソノイオントリートメント)がとても人気です。美容トリートメントを受けたお客様の肌は、直後からハリやうるおい、ツヤを感じさせ、多くの方から、翌日の肌の調子がよい、化粧ノリが違うとお声をいただいています。
それなのに実は、私自分自身がサロントリートメントを受けたことがほとんどないのです。「どうしてだろう、あ、受ける時間がないんだ!」ということにいまさらながら気づき、ホームケアでできればいいのになと思っていました。あれこれ模索しているときに教えていただいたのが『エレクトロソニック DFモバイル スキンケアデバイス』なんです。
手前がホームケア用「エレクトロソニック DFモバイル スキンケアデバイス」
1日の終わりが楽しみになるほど快適な使い心地!
DFモバイルはソノイオンデュアルテクノロジーといって、低周波ソノフォレーシス(超音波導入)とパルス型イオントフォレーシス(イオン導入)を組み合わせた、エンビロン®独自のトリートメントによるホームケア用美顔器です。
手にしたその晩にさっそく使用したところ、うるおい浸透※ 効果による肌のハリ感やふっくら感を感じました。 翌日からは、『コスメティックロールキット』使用後にDFモバイルを使用しました。この2つの相性が抜群で、肌への浸透※ 効果にさらに期待が持てます。
※角質層まで
コスメティックロールキット
DFモバイルを使用して1カ月になりますが、大変心地よく、1日の終わりが楽しみになっています。心理的にも「しっかりとセルフケアをしている」という自己肯定感にもつながり、気持ちの上でもプラスの効果を感じています。今のところ、歯磨きのような習慣になりつつある、という感じですね。
やっぱり信頼できるのはビタミンA
私は美肌効果のあるビタミンAの重要性について、皆様に知っていただきたいと思っています。
ビタミンAの歴史はとても古く、35億年前に生命が誕生したと同時にβカロテンが生まれたという学説があるそうです。
その時生まれた植物は太陽光エネルギーを利用して光合成によって無機物から有機物を作るようになったのですが、それは一瞬で消える光エネルギーを貯蔵可能なエネルギーとして蓄える事にほかならず、カロラノイドなどの核酸化物質をつくり自己防衛するように進化してきたのです。
同様に、光は人に対しても肌老化をもたらし、血管内の必須栄養素を分解することも知られています。
そこで植物が作り出した核酸化物質、なかでも特にカロテノイドで光防御を行ない、発生した一部の一重項酵素をも消去することを学び、その一部がビタミンAに変換され、レチノイン酸となり、細胞が生まれ変わるのを助けていると言えます。
ビタミンAの種類を正しく知って、ぜひお客様に共有を
皆さんもご存知の通り、ビタミンAは多種類存在し、レチノール、レチナール、レチノイン酸、およびこれらの3-デヒドロ体と誘導体の総称をいいます。これらは生体のさまざまな動きに関与しており、「守りのビタミンA」と「攻めのビタミンA」に大別されます。
ビタミンAは、細胞組織が新しく生まれ変わることに使われるため、不足すると肌だけではなく、風邪や糖尿病になりやすくなったりもするのです。また光を浴びると失われていくのですが、日本人はビタミンAの摂取量が不足しており、もっと意識的に補う必要があります。
私は、ビタミンAで守りながら攻めるスキンケアをおすすめしています。患者様、お客様と相談しながらにはなりますが、美しい肌になるためには、日々の肌状態によって自身に合うホームケアを使い分け、サロン・クリニックでプロのトリートメントを定期的に行なうというのがベストだと思います。
ビタミンAの浸透率を上げて(角質層まで)肌にたっぷりと与えて、かつ育むことで毛穴、肌のキメなど気になる部分に充分な効果を得ることができると考えます。
ぜひ皆様には、自分の肌のお手入れを日々ストレスなく行ない、楽しく、美しく元気に過ごすための一つのツールとしてビタミンA配合製品を使用してみてほしいです。
文・構成 星奈ひかる