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エステ王子も登場!スキンケア協会 年末トリプルコラボセミナー開催

業界ニュース -

一般社団法人日本スキンケア協会(東京都世田谷区、理事長 小野浩二)は、2018年12月4日(火)管理栄養士×医学博士×エステ王子の「年末トリプルコラボワンデーセミナー」を開催、さまざまな業界から約60名が受講した。

 



第一部では、管理栄養士の飯島真莉氏を講師に迎え「医師を指導する管理栄養士が教える、本当に正しい腸の若返らせ方」と題し、“本当に正しい腸活”に関するセミナーが行なわれた。

 


はじめに、「食事はパンや麺類などの炭水化物が中心?」、「母乳より粉ミルクで育った?」など、NG行動12項目をチェック。腸に対して興味を持ったところで、消化器系の基本解剖生理学と食品群別の消化にかかる時間などを学んだ。

続いて、近年話題となっている腸内細菌について。基礎知識の中で驚いたのが腸内細菌の重さ。200g・500g・1,500gの3回答のうち、正解はどれだろうか?答えは1,500g、多い方は2,000gもあるという。菌だけで1.5kg~2kgとは驚きだ。
また、便の60%が水分だというのも意外!イメージからすると、ほとんどが食べかすのように思うが、食べかす部分は、わずか5%だけ。理想の形はバナナというのは一般誌でもよく目にするが、消化器官の通過時間による形状の違いを1~7段階に分けて詳細に解説した図も紹介された。



最後は、冬の食材を使った腸内環境改善メニューを紹介。参加者からどよめきが起きたのは「大根&ヨーグルト」。ヨーグルトに大根おろしとオリゴ糖orはちみつ…と、まったく味の想像が付かないメニューだが、おすすめだという。

セミナーの最後の質問時間では、「食材によって、摂取するのにおすすめの時間帯はありますか?」など、興味がある分野だけに、たくさんの質問が投げかけられた。

 

第2部は、「サロン現場で役立つ表情筋の働きと老化のメカニズム」を医学博士で歯科口腔外科医の内山公男氏が紹介。

 

 

一つひとつの表情筋に対し、筋肉の位置・大きさ・働きを図解。また、内山氏が実際に行なった手術中の解剖写真を使用し、実際の骨・筋肉・神経・血管・リンパ管・脂肪・皮膚の厚さと位置関係について詳しく説明した。また、リラクゼーション施術で押しがちな耳の横には、顔面神経がすべて集まっており強く押すのは危険がともなうと警鐘を鳴らした。



最後、第3部では、同協会理事長でもあるエステ王子こと、小野浩二氏が登場。

 

 

「お客様との信頼関係を深めるサロンでの接客と仕組み」というタイトルでセミナーが行なわれた。エステ王子は、エステティックサロンはもちろん、一般企業に対するセミナーも行ない、カウンセリング力をアップすることで売上を上げる救世主として定評がある。それだけに参加者の期待値も高く、メモを片手に身を乗り出す姿も見られた。

はじめに「お客様と仲がよいこと」と、「お客様と信頼関係を築くこと」の違いを解説。確かに、仲がよすぎて製品やコースをすすめしにくいというのは時たま耳にする。では、信頼を勝ち取るにはどのようにしたらよいのだろうか。身近な所ではお店の雰囲気やあいさつ、また提案力やホームケアアドバイスなど、「信頼はいたるところで勝ち取れる」とエステ王子。

また、お客様心理を学び、プラスに作用する会話術をマスターすることで、エステティシャン個々やお店のファンが増え、リピート率や売上向上につながるという。王子のセミナーは、それぞれを細かくアドバイスするため実際のサロンワークに取り入れやすく、またセミナーを受講すると苦手意識があった「物販への心の壁」が取り除かれるように感じる、という声も多く(私も含め!)ぜひ苦手意識を持っている方は参加して見てほしい。



協会では、さまざまな業界から講師を招き、定期的にセミナーを開催。協会ホームページやFacebookにて随時情報を公開している。

 


取材・文 永山泰子(美容経済新聞社)

お問い合わせ先 一般社団法人日本スキンケア協会
https://www.skincare.or.jp/