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「日本の技術を中国に」スキンケア協会が中国向けの講座をスタート

業界ニュース -

一般社団法人日本スキンケア協会(東京都世田谷区、代表理事 小野浩二)は、2018年6月25日(月)より10日間の日程で、協会初となる中国人エステティシャン向けのスキンケア資格取得講座を開始した。

 

 

同協会では、「スキンケアアドバイザー」「スキンケアフェイシャリスト」「スキンケアカウンセラー」など、スキンケアに関するさまざまな資格を発行しており、初心者からプロまで幅広い方が受験。

今回の試みは、中国でエステティックサロンおよび美容室を経営する肌妍美学の代表が、日本と中国でのフェイシャル施術に大きな違いがあると感じたことがきっかけ。そこで、自身が日本でサロンをオープンする際に取得した、日本スキンケア協会の資格を中国にも広めたいとの思いから実現したそうです。中国でのフェイシャルメニューは機器で行なうサロンがほとんどで、ハンド技術のみを行なうサロンはあまりないとのこと。

また、中国の化粧品と日本の化粧品にも差を感じており、実際中国サロンの多くが日本や韓国の化粧品を使用しているという。

同年6月27日(水)に開催された『中国皮膚管理美容師来日高級研修団式典』では、資格を取得したエステティシャン4名のうち3名が登壇。小野代表理事よりスキンケアアドバイザーの認定書が授与された。

 

▪️まだまだ少ない「おもてなし」と日本の資格取得に注目

 

授与後の挨拶では、「肌やスキンケアに関する正しい知識にくわえ、日本の“おもてなし”の精神も学ぶことができた。中国でもおもてなしは注目されているため、これからも精進していきたい」と、資格取得の喜びと意気込みを伝えた。

各メーカー主催、専門学校主催の中国人向け・外国人向け技術講習も増えているように感じるが、協会主催の資格取得講座は少ないのが現状。閉会の挨拶のなかで小野代表理事は「今回の講座開講をきっかけに、中国や世界にスキンケアアドバイザーが増えることを期待したい」と、新たな動きへの期待を語った。

中国では「日本の資格取得」はまだまだ少ないそう。式典取材を通し、化粧品の輸出がまだまだ難しい中国において日本の技術の輸出に対する今後の広がりを感じた。

 


 

お問い合わせ 一般社団法人日本スキンケア協会

https://www.skincare.or.jp