25周年を起点に、さらなるトータルビューティを提案
誠実に、本当によい製品を提供し続けて25年。流行に惑わされない、“本物”を選び抜く目を業界全体で育てていきたいと決意を新たにする高山社長のインタビューです。
エステティック通信2019年2月号より抜粋
高山 周三 ロイヤルトラスト株式会社 代表取締役社長
1970年8月17日大阪生まれ。 2005年、ロイヤルトラスト株式会社設立、ドイツ発の天然薬草による美肌技術クロイターピールを国内に導入。2017年には自社ブランド VAVITTE を立ち上げる。結果重視で本物志向の製品づくりに定評がある。
爆弾クリーム 大好評!誠実な製品作りが実った年
–展示会でも御社の製品は大人気でしたね。2018年を振返っていかがですか?
高山社長 5年前にドイツ発の天然ハーブ100%による美肌施術「クロイターピール」の導入をはじめ、多くの皆様に愛される製品へと育ててまいりました。2017年には、念願の自社ブランド VAVITTE(ヴァヴィッテ化粧品)を立ち上げ、秋にはその主軸ともなる『核酸セルボンバークリーム』を発売し、ラインナップも順に拡充。発売当初から品薄が続きご迷惑をおかけしてしまうほどにご好評をいただきました。昨年は、これらの製品認知をさらに広めるべく、春の東京、秋の大阪とBWJに出展し、会場でもたくさんのお客さまに製品をお届けしました。
いずれの製品も、使ってすぐに実感がともなうような、結果をお求めのお客様にとくにご愛顧いただけたと思います。春からは中国での販売もスタートし、大ヒットしました。国内の展示会場でいわゆる爆買いされる場面もあり、おかげさまで中国マーケットでも VAVITTE が話題になっているという状況です。私自身、市場調査と視察のために上海を訪れたりもしました。
— 2019年も展望が明るいですね。
高山社長 2018年がおかげさまで弊社としては絶好調でしたので、この勢いをさらに加速させていきたいと思います。国内はもちろんのこと、現時点で中国からの引き合いが驚くほど大きいので、中国市場でさらに確かな地位を築いていければと思います。
–好評の理由はどのあたりにあるとお考えですか?
高山社長 ひとえに正直に、誠実によい製品づくりを続けてきた成果だと感じています。よいものと売れるものは違います。その瞬間に売れているからといって、それがよい製品であるとは限りません。弊社のめざす本当によい製品は、話題性やイメージでなんとなく人気を博するものではなく、確かな効果と実感で愛されるもの。世代を超えて愛され続けるロングランアイテムです。だからこそ、弊社では話題性のために新製品を頻発しません。こだわりぬいて完成した本当によいものだけをお客様にお届けする。流行や印象にとらわれない、本当によいものをこれからも作り続けていきたいと思っています。
「売れる」ではなく「よい」を選べる目を養って欲しい
–高山代表は、かなり熱い志をお持ちとおうかがいしました。美容業界への思いをお聞かせください。
高山社長 弊社は、クロイターピール、VAVITTE化粧品ともに、ご使用前後でお客様の肌の変化を画像化した資料をご用意しています。ひと目でその効果をおわかりいただけるのですが、資料を見せた方の多くが「すごい!でも信じられない」とおっしゃる現状を変えていきたいと思っています。もちろん資料には修正や偽りは一切ありません。それでも「信じられない」とおっしゃるお客様が多い。レシピ開発にはほぼノータッチでありながら、新規参入、異業種の企業もOEMで製品を開発できてしまう時代です。業界を含め“よい”製品ではなく“売れる”製品を作ろうという空気があるように思います。またお客様も、話題の製品だからといって手にしていると感じることも。流行の成分や話題性、インパクトさえあれば、中身を真剣に吟味されずに売れてしまうという時代を変えていきたいのです。
そのためにはまず、製品開発に関わるメーカーや、製品をエンドユーザーにおすすめする立場であるエステティシャンの意識を変える必要があります。本当に勉強して確かな知識を持つエステティシャンの方と手を取り合って、皮膚科学や美容理論、コスメトロジーなどについて、さらに知識を深め、目先の売れる製品ではなく、本当によいといえる製品をおすすめできる業界を作っていかなければならないのです。どんなに高いお金を投じても、肌悩みが解決していなければ意味がありません。消費者を裏切らない製品作りを続け、よい製品を選び抜く目を持つ人を増やしたい。肌が変わった時「人生が変わった」と涙まで流されるユーザーの感動に嘘はありません。そんなみなさんの期待に応える業界に育てていかなければと思いますし、その一端を担っていきたいと決意を新たにしている所存です。