つねに最先端を切り開き、喜んでいただける製品作りを
健康・美容の分野でどこよりも結果の出る製品づくりにこだわり続ける高瀬社長の高い志とは。
エステティック通信2019年2月号より抜粋
高瀬 武英 株式会社ハイサイド・コーポレーション 代表取締役社長
早稲田大学・大学院卒業。ハーバードMBA OPMコース取得。メリルリンチ証券、投資銀行部配属でニューヨーク支店を経て、8年間大手投資銀行M&A案件に多数関わる。UBS証券M&Aチームディレクターを経て、2003年ハイサイド・コーポレーション設立。
つねに最先端を切り開き、喜んでいただける製品作りを
–高瀬社長は意外な経歴をお持ちですね。
高瀬社長 私は米国の証券会社に新卒入社し、以来ずっと金融畑にいました。より多くの方に喜んでいただけるビジネスは何かと模索し、起業当時は複数の事業を立ち上げて、その一つとして化粧品事業も立ち上げたのです。ドクターズアイテムが通販で盛り上がっている時期でしたね。ちょうど旧薬事法の規制緩和でハイドロキノンが2001年から使えるようになったので、時代に先駆けてハイドロキノンを使った化粧品『アンプルール』を皮切りに、その後もドクターズ製品を強化するためウォブクリニックを立ち上げました。
私自身、外資系出身で世界各国に知人がいるということもあり、クリニック施術では、結果の出やすい化粧品を海外から直輸入し、使っていました。すると、友人のサロンオーナーから「私たちも使いたい」との声が。細胞レベルのエイジングケアをサポートするGF配合化粧品のなかで、当時EGF以外のGFは表示名称登録されていなかったので、私たちがFGFとIGFを新たに登録。かつ日本製にこだわり、開発に至ったのが『ウォブスタイル』というブランドです。日本ではサロン様がメインですが、他国ではドクター向けに多く販売しています。また、エレクトロポレーション導入器『エポスキン』を開発するなど、クリニックの施術をサロンでも、というコンセプトでアイテムを製品化しています。
–昨年は新たに『リバイブローズ』がデビューしましたね。
高瀬社長 女性ホルモンの波に着目したスキンケアブランド『リバイブローズ』は実際に、毎月のリズムや日々のストレスで、不調を感じている女性が多い、などのサロン様の声に応えて生まれたものです。私たちはドクターズ製品のトレンドは把握していますが、それ以外の分野にはあまり明るくありませんでした。これまでは私たちの製品に合うサロン様をみずからで開拓するというスタンスでしたが、1年半程前から、お客様のニーズをより積極的に拾っていく方向性に転換。あらゆるお客様のニーズに応えられるように製品を幅広く取りそろえ、会社のレベルアップをはかっていきたいと考えています。
昨年はほかにも『ウォブスタイル』初のアイクリームを発売するなど、新製品開発に注力いたしました。今年はGFをさらに追求するなど、サロン様に喜んでいただける製品を開発してまいります。
–レベルアップを図る意気込みの事業に対し、社内はどのような雰囲気ですか。
高瀬社長 当社は6つの行動指針（チャレンジ・フットワーク・チームワーク・私の会社・神は細部に宿る・仕事を楽しむ）のもと、チームビルディングに取り組んでいます。研修は2カ月に一度行ない、定期的に化粧品、マーケティング、薬機法のテストも行なっています。ハードではありますが、全社員つねにレベルアップをめざしており、エネルギッシュだと感じることが多いですね。昨年はアジアでの売り上げが好調でした。社員の研修と福利厚生の一環として皆で韓国に行くなど、社内も活気づいているように感じます。
美容と健康分野で結果にこだわり続けたい
–海外事業も積極的に行なっていく予定だとか。
高瀬社長 3～4年前にシンガポールとインドネシア、昨年は香港と台湾の事業を立ち上げました。1月にはインドネシアで開発・製造するムスリム対応の新しいブランドを展開し、現地で美容クリニックも立ち上げます。インドネシアは人口3億人、平均年齢26歳、そしてアセアンのGDPの6割を占めており、東南アジア有数の市場といえるのです。新たなマーケット参入で、売上伸び率の高い海外事業を増やしつつ、国内ではR&Dとマーケティングの本社機能を強化し土台を固めていきます。
–今後の美容業界にどう関わっていきたいとお考えですか。
高瀬社長 美容・健康で結果にこだわる製品を提供していきたいと思っています。医療並みに効果の高い美容製品も増加しており、これからはより医療と美容と健康が結び付き、健康寿命の延伸時代が来ると考えています。そのために現在、AIの活用にも取り組んでいます。新しい時代になってもお客様のニーズに応えられる会社であり続けたいですから。チャレンジし続けることで、お客様に感動を与える最高品質の製品を提供していきますのでぜひご期待ください。
