美容を核とした確かなブランディング構築をめざす
『童顔の丸』をはじめ、他社にはない独自性の高い製品を次々に発表。急成長を遂げた株式会社ビップコーポレーションがめざす“未来像”とは。
エステティック通信2019年2月号より抜粋
羽澄 唯 株式会社ビップコーポレーション 常務取締役
東京・池袋でのエステサロン経営を経て、2013年2月に会社を設立。今年、常務取締役兼商品開発部部長に就任。悩みに応える製品を届けたいという想いで製品の企画開発に関わる。一般社団法人日本エステティック協会会員。
市場のニーズに応える高品質・高級感ある製品を
–創業5年目を迎えた2018年、発表した新製品の売上も好調、さらに新自社ビルのオープンなど喜びの続く一年になりましたね。
羽澄常務 ありがとうございます。2013年2月の創業以来、『童顔の丸』『ハイフランエッセンスパック』と、女性の美と健康をサポートする高品質なアイテムをお届けしてきました。そして2018年の2月に、年齢を重ねた肌に与えたい成分を吟味し、充実配合させたスキンケアライン『メニナーズ』シリーズ、さらに8月には肌のハリや弾力に徹底的にアプローチし、小顔をめざすサプリメント『コガオズゼリー』を発表。どの製品も大変ご好評いただき、エステセレクション金賞をはじめ、さまざまな賞を受賞することができました。
きれいになりたいと願い、悩み、時に自分の顔に注射やメスを入れる女性もいらっしゃいます。でもそうした痛みや傷を負わなくても美しく健康になれる、そんなアイテムを生み出していきたい。今後もその想いを貫き、女性の悩みやニーズにお応えできる高品質なアイテムをお届けしていきたいと思っています。
–新たな製品の開発に際しては、どのような点にこだわっていらっしゃいますか?
羽澄常務 まずは原料から日本製にこだわり、高品質で確かな効果が実感できること。そのため、新たに開発された成分や原料についても一つひとつ吟味し、通常ならコストの問題で使わないような原料でも、本当によいものだと思えば迷わずに採用しています。そして、その実力に負けないよう高級感あるパッケージを採用し、使い切り容器や個包装など、使い勝手にもこだわり抜いています。つねに、ほかにはない新しいものを追求していますので、それが弊社アイテムの独自性にもつながっているのではないでしょうか。
もともと私自身、エステティシャンとして長年現場に携わっていたことから、年齢による女性の肌変化や実際にサロンに訪れるお客様のニーズも熟知しております。そうした経験・知識を生かし「女性が本当に求めているもの」を考え、そのニーズに確かな結果で応えられるアイテムをお届けしてきたつもりです。そのこだわりがさまざまな賞や、皆様からの高い評価につながっていることをとてもうれしく思っています。
創立10年、そして未来へ経営基盤を確立する一年に
–創立10年に向けて新たな一歩を踏みだす2019年、新製品の発表や新たな取り組みの予定はございますか?
羽澄常務 2019年は、まず明春ごろを目標にサロン向けの新たな美容機器を発表できるよう準備を進めております。肌細胞へとアプローチし、年齢によるトラブルに悩む肌をハリのあるツヤ肌へと導く、結果にこだわったフェイシャルマシンです。ぜひ、その実力・性能にご期待ください。
また、台湾や香港などの海外向け中心にはなりますが、これまで発表してきた美容・健康アイテムを核に、今後はさらにエステサロンに向けたコンサルティング事業にも力を入れていきたいと思っています。
そして今年は、これまでのサロン専売品だけでなく、ドラッグストアや免税店向けに少しリーズナブルな価格帯のアイテムも発表する予定です。価格は抑えていても品質や実感できる効果にはどこまでもこだわり、「この価格で、この使用感が実現できるの?」と驚いていただける、そんなシリーズに育てていきたいと思っています。それによってビップコーポレーションが生み出す美容・健康アイテムの実力を多くの人に知っていただき、確かなブランドを構築していきたい。これまで新たなアイテムを発表するたびに、電車広告や屋外広告をはじめ、積極的な宣伝を行なってきましたが、それもこうした想いから。まずは一人でも多くの方に弊社のアイテムを使っていただき、その実力を感じていただきたい。そして、化粧品や美容機器からブランディングを確立し、今後はさらに幅広い分野へと事業を拡大していきたいと思っています。
5年前、たった3名でスタートした会社も今では15名の社員を抱え、昨年11月、銀座に自社ビルを構えるまでに成長させていただきました。創業10周年に向けての第一歩を踏み出す2019年は、自分たちの足元をさらに強固なものにしていく時。順調な成長のなかにあってもさらに社員同士の信頼を強固なものにしていくため、さまざまな困難や問題にも全員一丸となって取り組んでいく所存です。