Exit Button

これからも変わらず、人の幸せのために一生を捧げます

-

支援続けて40年。幹細胞の専門家として、ボランティアの心で、皆様の一獲千金の夢をかなえる支援をしたい。今年もそう語る笹山社長にお話を伺っています。

エステティック通信2019年2月号より抜粋

 

 

笹山 博史 株式会社セントラル・コーポレーション 代表取締役
1953年生まれ。生理学博士。専門研究は、生体電位を源とした生理活性研究や、ヒト幹細胞・活性型EGFを配合した「細胞増殖化粧品」研究など。セミナーや講演内容に定評があり、毎回立ち見が出るほどの盛況ぶり。

 

 

 

継続が命。今後も幹細胞の専門家であり続ける


 

— 小ロット製造の革命児 として多くのエステティシャンの成功を支援されていますね。

 

笹山社長 弊社は、化粧品の小ロット製造がまだ一般的ではなかった40年前から「ロット数100個~」のOEM製造を行なうことにより多くの起業家を支援してきました。そのなかには、現在数十億円を超える売上を誇っている企業も多数あります。それはありきたりな製品ではない、時流に合った化粧品の開発を提案し続けているからこそではないかと思います。

大切なのは完全オリジナルの化粧品の発売元になることです。当社は原料の日本総輸入元として、ヒト幹細胞や活性型 馬プラセンタなど、世界中から高品質の原料を厳選して輸入しております。また、セミナー講師、販売戦略プランナーも在籍しており、夢の実現に向けて、起業するための支援をいたしますので、ほぼノーリスクで、独自処方の高品質な化粧品の開発・販売に参入していただけます。まずは成功への一歩を踏み出していただきたいです。

 

— ごく一般消費者向けの商品も含めて、幹細胞コスメが定着してきたと思いますが。

 

笹山社長 ひと昔前は、有用成分を塗って肌の保護・保湿を図る保護化粧品が全盛でしたが、iPS細胞の発見など細胞再生医学の進歩もあり、時代は変わっています。現在の最先端の高付加価値化粧品となると、やはり細胞レベルに働きかけるもの。なかでも、ヒト幹細胞培養液化粧品となるでしょう。EGFやFGFといったグロースファクター(成長因子)も含有されているヒト幹細胞化粧品は、まさに旬の製品です。

 

私が幹細胞化粧品の魅力を伝えはじめてからしばらく経ちますが、今や幹細胞をうたうさまざまな製品が世に出されています。しかし幹細胞培養エキスを一滴でも配合すれば、理屈上は幹細胞化粧品です。ただ、そんな見せかけのものでは意味がありません。最先端の高付加価値化粧品を開発したいならば、質を鋭く問わなければなりません。

 

 

 

 

今こそ、幹細胞化粧品の質が問われている


 

–幹細胞化粧品の質はどこで見分ければよいですか。

 

笹山社長 ポイントは、ヒト由来か否かです。植物由来の幹細胞を配合し、幹細胞化粧品をうたうケースが増えています。しかし地球上の種の存続の原理を考えたとき、たとえばヒトとクモが種を飛び越えて結びつかないように、ヒトのリガンド(鍵)を持たない植物由来の幹細胞が、ヒトのレセプター(受容体、鍵穴)と結びついて効果を発揮することはあり得ません。これは細胞学の基礎知識といってよいでしょう。もちろん植物幹細胞素材にも通常の植物由来素材と同様、保護化粧品としての効果は期待できます。ヒト由来とは役割が違うということを強調しておきたいところです。

 

ヒト由来でも配合比率が低ければ効果は薄いといえるでしょう。また、成分自体の質の問題もあります。フィブロネクチンやコラーゲンといった、ECM原料(細胞外マトリックス構成物質)こそが幹細胞エキスの主成分と捉えていますが、現在当社の扱うヒト由来幹細胞エキスには、従来のものの25倍以上のフィブロネクチンが含まれることが確認されています。臍帯血由来や歯髄由来、毛根由来などさまざまな幹細胞原料のなかで、「ヒトの表皮に影響を与える」という目的を考えた場合、当社がメインで提案している脂肪由来が最適ではないかと考えています。

 

安全性も非常に重要な要素です。毒性検査やウイルスチェックなどがしっかりなされている原料かどうか確認するには、例えば「食品医薬品安全処」が出している、化粧品原料指定に関する規定などが参考になると思います。

 

–エステティシャンにとって、今年も御社の存在は大きいですね。

 

笹山社長 当社では、化粧品学、そして医学の面から幹細胞に関する研究を継続的に行なっています。昨年10月にはネパールで、大阪歯科大学所属の医師が幹細胞によるアゴの骨の再生に関する研究成果を発表しました。その博士によると、幹細胞培養液は、幹細胞を培養する時の熟成度によって成分濃度が極端に変わることが、大きな問題となっているとのことですので、ご注意ください。細胞再生は医学・生理学なので、人間が生きている限り永遠に続いていくテーマです。次の代も、現医師・博士である私の子どもたちが受け継ぎ、今後何十年にわたり幹細胞の専門家として、微力ながらエステティック業界を支援し続けていきたいと考えております。

 

 

 

 

株式会社セントラル・コーポレーション
「わずか100個でもOEM製造」のうたい文句で知られる化粧品メーカー。40年にわたり起業支援を続ける。2011年社会文化功労賞を授賞。ヒト幹細胞の輸入元でもあり、さまざまな原料を世界中から探している。