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確かな結果はもちろん高いホスピタリティを提供 「長く通いたい」サロンへ

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株式会社PMKメディカルラボ 「エステサロンPMK」
代表取締役 松本 誠一 氏

 

 

カウンセリング力を磨きエステのイメージ向上へ!

 

——2017年、エステサロンPMKにとってどのような一年でしたか?

 

これまで、当社では「長くサロンに通っていただける“ファン客”の創造」をめざし、まずはお客様の悩みに対して的確なアドバイスや、当社のトリートメントの特徴・結果をきちんと説明できる“カウンセリング力”の向上に努めてきました。そのために幹部社員や本社スタッフが定期的に各店舗をまわり、店長への指導を行ない、そこで学んだことを店長からスタッフへと伝える。そうした流れを確立し、サロンの“想い”として共有する。おかげさまでエステサロンPMKは、接客面・ホスピタリティ面で業界内でも非常に高い評価をいただいております。それもこれまでの取り組みが徐々に浸透してきた結果が現れてきたものと感じてはいますが、現状に甘んじることなく、2018年もカウンセリングの充実、お客様満足度の向上に力を注いでいきたいと考えています。

 

——-カウンセリング力アップ以外に、お客様満足度向上のために行なっている施策はありますか?

 

やはりサロンで働くスタッフのモチベーションをいかに保つかですね。その一環として、当社では極端に安価な体験料金・メニューを設定しないことを決めています。確かに安価な体験メニューを用意すれば、来店客数は大きく伸びるかもしれません。しかし、その大半は「安いから」と軽い気持ちで訪れていますから、どんなにスタッフが情熱を持ってカウンセリングを行なっても聞く耳すら持っていただけない。それでは仕事への情熱も欠けてしまいます。また、安価な金額で来店を促し、半ば強引なカウンセリングやお客様の欠点をえぐるような営業トークで契約に持ち込もうとする。そんな“悪しき習慣”によって、エステ業界全体のイメージを悪化させたくない。価格ではなく、技術力やカウンセリング力でお客様に選ばれるサロンになりたい。その想いの共有と、そのための教育・サポート体制が重要です。今は昔のように「見て覚えなさい」とか、頭ごなしに注意をする教育スタイルは不向きです。まずは仕事や社会に慣れてもらうためにじっくりと時間をかけて人材育成に取り組んでいます。

 

——エステティシャンのモチベーションアップのための具体的な取り組みを教えてください。

 

年に1度ですが、サロンスタッフが自分たちで自由に行程を決めて楽しむ海外社員旅行を設けています。自分たちが行きたい場所で、自分たちが心から楽しいと感じられる旅行をしてもらうため、男性社員や上司の同行はナシ。まるで学生時代に戻ったかのように計画を立て、リゾート地でパーティを楽しむなど、毎年、思い思いの時間を過ごしているようです。仕事を長く続けるうえで職場の人間関係が良好かどうかは重要なポイントです。社員旅行は気分転換だけでなく、スタッフ間の信頼関係構築にも大きな役割を担っています。

 

 

確かな結果が満足度を生む人気のバストアップと痩身

 

——-エステサロンPMKといえばバスト豊胸トリートメントが人気ですが、多くのお客様から支持される理由はどこにあるとお考えですか?

 

当サロンのバスト施術の歴史は長く、10年以上も前から多彩なバリエーションのメニューを展開しています。そのためエステティシャンの経験も豊富で、技術力が高い。また、10年以上の経験を積んだエステティシャンも多く在籍し、これまでの経験に基づいたご提案ができる点も最大の強みです。これらが確かな結果を生むので、お客様の満足度につながっているのではないでしょうか。バストアップや痩身といったメニューは、長い間コンプレックスを抱え、目的意識の高い方が非常に多いジャンルです。だからこそ、これまで培ってきた経験と技術を生かし、これからもお客様の切実な想いと真摯に向き合っていくつもりです。

 

——-エステティシャンが長く、やりがいをもって働ける工夫の一つに、キャリアアップ制度の充実を掲げているそうですね。

 

当社ではエステティシャンで6段階、幹部キャリアで4段階、全部で10段階の役職をはっきりと明示しています。試験や本人の適性によってなど、昇格の条件はそのランクによって異なりますが、少なくとも年一度の昇格を“当たり前”として自分に課して欲しいと考えているんです。「ワンランク上のキャリアを身に付ける」という目標が目の前にあり、その目標を達成すれば、自分の評価や報酬にも直結しますから、それをやりがいとして日々、努力を重ねているスタッフも少なくありません。なかには入社から2年半で店長にまで昇格した実績もありますが、そうした昇格のスピードが重要なわけではありません。人にはそれぞれ得意・不得意があります。その人が得意なことを活かして次につなげてもらうためのフォロー体制を整えることが重要です。今後は全スタッフ一人ひとりが前向きに、そして着実にステップアップできる仕組みや、結婚・出産後も長く働くことのできる環境づくりに取り組んでいかなければならないと感じています。

 

——エステティシャンだからこそ、キャリア形成は大切なのですね。

 

もちろんそうです! 当社でも今、220名ほどのエステティシャンが活躍していますが、毎年6~7名が産休・育休を取得し、その後再び現場に戻ってきます。今はエステティック業界でも、子育てをしながら働くことは珍しいことではありません。エステティシャンは経験を積むことで成長し、ステップアップできる仕事です。家庭や子育てとの両立が厳しいとか、ほかの仕事を経験してみたいといった理由で転職したい・続けられないと感じることもあるかもしれませんが、それは培ってきた技術や経験をすべてゼロに戻してしまうことであり、私たちサロン経営者にとっても、ご本人にとっても大きな損失でしかありません。長く経験を積み、環境や立場が変わっても働き続けられるように万全のサポート体制を整えていくのが私の仕事だと感じています。

 

 

どこにも負けない接客でトップを走り続けたい

 

——来年から新しく始めることはありますか?

 

2017年末から新たな痩身マシンを導入、それにともない痩身メニューの見直しを図っていく予定です。新たに導入するマシンは、1回の施術で3種類のマシンを施術した時と同様の効果が得られるというとても画期的なものです。ウエストや太ももなど気になる部分に高い効果が期待できるため、美しいプロポーションをつくるという面で大きな期待が寄せられています。また、今後はオリジナルコスメ『ポールマリエシリーズ』開発の経験・知識を活かし、OEM事業にも取り組んでいく予定です。

 

これまで、世界一の接客をめざし、どこにも負けないカウンセリングと結果、おもてなしでPMKブランドを確立してきました。今後もその想いを大切に、スタッフ全員でお客様に信頼されるサロンをめざしていきたい。常にエステティックの常識を覆す存在であり続けることが目標です。

 

 

松本 誠一
サラリーマン生活を経て、1998年に独立。その2年後に初めて美容の世界に足を踏み入れる。斬新なメニューで時代の流れを掴み、世界一の接客をスローガンに、ブライダルエステで圧倒的な支持を集めてPMKを急成長させた。男性は社長1人という環境のなか、常に女性の立場に寄り添って意識改革を行なってきたことで、年々在職率がアップ。働きやすいエステサロンNO.1をめざして邁進中!