フラーレンにより目立つ毛穴を17%減少
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社(代表取締役社長:林源太郎)はフラーレンにより目立ち毛穴を減少させる効果を確認し、2015年5月29日~31日に福岡国際会議場で開催された「第15回日本抗加齢医学会総会」にて発表、その内容を公開した。
【研究結果】
日本人女性10名(中間値46歳)が、フラーレン配合ローションを朝晩洗顔後に2回、2カ月間塗布。試験開始前および2カ月後に、VISIA※を用いて、目立つ毛穴の数を測定した。その結果、フラーレン配合ローションの使用により、頬部の目立つ毛穴は塗布前と比べて、17.6%減少する結果となった。
※VISIA:写真撮影ができ、「しみ」「しわ」「毛穴」等の解析ができる機器
さらに、三次元ヒト皮膚モデルに紫外線(UVB)を照射し、メラニン合成時に増加する炎症性因子の一種(PGE2)の産生量に対するフラーレンの影響を調べたところ、フラーレン濃度の増加にともなって、PGE2産生量が抑制されることが分かった(18.3%抑制)。
ビタミンC60バイオリサーチ社は、「以上の研究結果から、紫外線によってメラノサイトやケラチノサイトから誘導されるPGE2の産生をフラーレンが抑制し、毛穴周辺のメラニン合成が抑制されることで目立つ毛穴が減少したと考えられます。フラーレンは、すでに長く化粧品成分として使用されていますが、有害事象の報告はなく、選択的にPGE2シグナル経路に働きかけるフラーレンは、安全性の高い毛穴ケア用のスキンケア成分といえます。」と、結論付けた。
関連サイト:ビタミンC60バイオリサーチ株式会社ホームページ