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【2015 年頭所感】日本エステティック工業会

業界ニュース -

工業会

一般社団法人日本エステティック工業会
理事長 瀧川 晃一

『エステティック業界の新たな進展に向けて』

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 皆様には、新たなご抱負で新年をお迎えになられたことと存じます。 昨年の日本経済は、消費税の増税により若干景気の陰りが見え、更に国内外において一刻も早い解決が望まれる諸問題を抱えた一年でございました。
 一方、エステティック業界では大手エステティックサロンでの特商法や労働法違反で行政指導を受け皆様には大変ご心配をお掛けいたしました。 このような環境におきまして、私共一般社団法人日本エステティック工業会は、常にお客様への「安全」「安心」並びに「満足」のゆくサービス提供に今年も全力で対応し、法令遵守はもとよりエステティック業界の更なる発展に向け会員の皆様にご協力を願い展開してまいります。

 皆様ご高承のとおり、私は昨年4月には 一般社団法人日本エステティック振興協議会 (以下振興協議会)の理事長に就任し、当工業会も新たに2名を振興協議会に理事の派出をはじめ、新たにコンプライアンス委員会を制定するなどの機構改革に着手いたしました。
 また、同時に振興協議会のスローガンを次のように制定し活動を開始いたしました。「安全、安心、法令遵守は、エステ業界のいかなる利益より優先する」 次に当工業会は、長年苦労を重ねて築き上げました美容ライト脱毛の諸施策の「美容ライト脱毛教育制度」及び「美容ライト脱毛機器適合審査制度」は、振興協議会の新しい事業として軌道に乗り、昨年1月にはこれらの施策を記者発表会でご案内をさせて頂きました。
 この施策のうち、美容ライト脱毛安全講習会も東日本大震災のあった2011年3月11日を第1回とし、都合16回主要都市で開催し、累計約1,640名の皆様に受講頂いたのを始め、上位に位置します認定美容ライト脱毛技術者講習会も300名を越す皆様に受講頂き、多くの方々が、認定美容ライト脱毛技術者として資格が付与されました。
 更に、認定特定非営利活動法人日本エステティック機構(以下機構)が主催する「経営者・管理者講習会」の企画・実行運営を委託され、本年は220名を越す経営者或いは経営者に準じます責任者に受講頂きました。 また、新たな展開として機構は、従来留保してまいりました美容ライト脱毛サロンをサロン認証申請対象にすることを決定するとともに、美容ライト脱毛機器も美容ライト脱毛機器適合審査に合格した機器をエステティック機器認証の対象になりました。
 当工業会が対応してまいりました、美容 ライト脱毛の取組みが皆さまのお陰で漸く陽の目を見るに、大変喜ばしい限りでございます。

 なお、美容ライト脱毛機器適合審査に於きましては、これらの動向を非会員の皆様も十分に認識されて、当工業会への会員登録申請の増加及び美容ライト脱毛機器適合合格機器の拡大と着実に実績を伸ばすことが出来ました。 美容ライト脱毛市場の新しい定義は、当工業会や振興協議会や機構で次のように定めました。「美容ライト脱毛とは、除毛・減毛を目的に、皮膚に負担を与えず、毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行われる光脱毛をいう」エステティックサロンでは、この定義を確実に励行して医師法第 17 条に絶対抵触しない、トリートメントの仕方(美容ライト脱毛 安全講習会・認定美容ライト脱毛技術者講習会で教育)、安全が担保された美容ライト脱毛機器(美容ライト脱毛機器適合審査制度)の使用にこの機会を逃さずに、美容ライト脱毛の安全性追求に向け一緒にやり遂げて頂きたいと念願いたしております。
 当工業会は、機構及び振興協議会にこれからも密なる協力を行い業界発展に向け尽力いたしてまいります。 本年も皆様のご繁栄を心からご祈念申し上げ新年のご挨拶を申し上げます。