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JSA『エステティシャンのための継続教育セミナー2018』開催

業界ニュース -

2018年8月22日(水)・23日(木)ザ ランドマークスクエア トーキョー(東京都港区)にて、一般社団法人日本スキン・エステティック協会(東京都新宿区、理事長 大原國章、略称 JSA)が主宰する『エステティシャンのための継続教育セミナー2018』が開催された。

 

 

セミナーでは、エステ王子こと小野浩二氏をはじめ、市川正光医師・川嶋朗医師や日比野佐和子医師・宝田恭子歯科医師などテレビや雑誌などのメディアで活躍する著名な医師を講師に迎え、エステティックの現場でも役立つ最新情報をレクチャー。

なかでも衝撃的だったのが、東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 教授、新潟薬科大学 客員教授、広島大学医学部 客員教授を務める川嶋 朗医師の講義だ。

 

 

冷えや抗生物質の認識間違いを指摘するなど、目からウロコの講義内容

 

「冷えは万病のもとー冷えていると痩せない!-」という標題だけ見ると、よくある「冷えから起こる未病の症状」などが中心かと思われたが、その内容をじっくりと聞けば驚きの連続。講義はまず、抗生物質は風邪に有効だと思う・食欲がなくとも食事は取った方がよいと思うなど、やってしまいがちな「風邪に有効だと思われる行動」のQ&Aからスタート。10項目程上げられたが答えはすべてNG行動。

特に多く手が上がった「抗生物質」は、医師に処方されることも多いのではないだろうか。本来抗生物質はウイルスには効かず、無駄に摂取することで腸内の善玉菌が全滅する、抗生物質が全く効かない「殺人ウイルス」を生み出すなどマイナス要因ともなっている。

また、患者目線からの医療費問題にも言及。セカンドオピニオンとして川嶋医師のもとを訪れる方の中には、15年もの間、医師から処方される高血圧の薬を飲んでいない

にも関わらず貰い続ける方もいるという。こういった医療費の無駄遣いを指摘し「医師の診断や処方が絶対ではない。症状や病気・薬のことをしっかり学び、自身が正しい選択することでまだまだ医療費は削減できる」と“健康”を取り巻くグローバルトレンドを紹介した。

 

 

さらに、予防として川嶋医師がすすめる温活では、湯たんぽの活用や正しい全身浴を行なうことでリンパ球の値が増加したという研究結果も出ており、美容のみならず健康面での温活の重要性を改めて学ぶことができた。

セミナーは年に一度、同時期に開催され協会会員以外も受講可能。

インターネットやメディアなどで“美容・健康”オタクのお客様も増えつつある。つねに最新情報をおさえ、プロフェッショナルならではの知識を得るためにも、セミナー参加は意義がありそうだ。

 


お問合わせ 一般社団法人日本スキン・エステティック協会

https://www.jsa-cpe.org/