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「見抜く目と技術を持て」IBAプロセミナーで説かれたエステの真髄

業界ニュース -

イルミア・アカデミービューティースクール学院長の藤井峯子氏が主宰する『IBA(ILLUMIA BEAUTY ARTSAN’s)プロフェッショナルセミナー』が2018年4月24日(火)、都内の一般社団法人 日本全身美容協会セミナー室にて開催された。

 

 

同セミナーは、前半が藤井氏の講演、後半が受講者らとの意見交換会で構成。前半は「求められる『手』で対話できるエステティシャン」と題し、藤井氏がエステの歴史を振り返りながら、サロンの利用状況の変化、プロのエステティシャンとして必要な技術や資質などについてレクチャーした。

 

藤井氏は、「エステ業界においては、現在、美意識が変化している。たとえば運動系のダイエット方式などをはじめとして、お客様の美に対する求め方が変わった。昔は、エステとはこういうものだという定型のやり方があったけれど、そのやり方が必ずしも現代でも受け入れられるわけではない」と現在のエステティックサロンを取り巻く状況を分析。

 

その上で、「今はお客様のパーソナリティの時代。価格は高くてもよいサービスを求める人が増えている。お客様の求めるものを見抜く目と技術を養うことが重要」と強調。また、「安価なサービスに合わせると技術も安くなる」として技術力の低下に警鐘を鳴らした。

 

 

次いで、“プロのエステティシャンとして必要な技術”について藤井氏は、必要な要素の一つとして「独りよがりにならないこと」を挙げ、「お客様の満足度に気づかないといけない。何事も受け身から始めて、それから発信していく」という心構えを持ち、手技を通じてお客様の求めるサービスを感じ取ることの重要性を説いた

 

また、お金や時間をかけて日々技術を磨いていくなど、「自分に投資する」ことも大切な要素と指摘。個人経営のサロンでは、「つい我流に陥って、これでいいと思い込みがち。これでは周りが見えず、自身の技術が本当によいのかわからなくなってしまう」(藤井氏)といい、常に勉強を続けていく姿勢がサロンの成長につながると訴えた。

 

後半では、受講者らが藤井氏と松本理事長を囲んでフリートークによる意見交換会を実施。それぞれの受講者から現場の悩みや課題などが提起され、活発な議論の場となった。

 


お問い合わせ エステティック研究会 IBA事務局

TEL:03-3712-7411

E-mail:info@lapiscuna.com