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中国に100店舗以上、世界を目指し飛躍する新BPCXTRA

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株式会社BPCホールディングス
代表取締役・陳灝

 

学生時代に始めた留学に関するビジネスが軌道に乗ったところで偶然、エステ関連の人と出会い、2013年に会社設立。人の持つ“美に対する強い想い”を実現するために、美容サプリメントや化粧品を開発・製造。日本と中国をまたにかけ、コンサルティングも手がけな がら日夜奮闘。一を以て之を貫く経営を志す。

 

 

 

インバウンド需要減で世界を目指すBPCXTRAに


コロナ禍以前は日本市場を中心にビジネスをしていたのですが、インバウンド需要が減ったこともあり、2020年8月から中国市場へシフトするようになりました。中国へ輸 出するための許可申請や一般貿易申請の手続きなどを終え、上海の虹橋(ホンチャオ)に会社を設立。中国でのビジネスを本格化したのです。幸い、2021年 9月には中国系ファンドからの出資を受けることになりました。同時に新規ルートやECの開拓など、中国での事業を拡大する準備も整ったのです。つまり、BPCは今後 BPCXTRA(エクストラ) =新BPCとして世界をターゲットにビジネスを展開していくことが可能になりました。

 

まずその第一弾として、2021年12月に上海大丸百貨店とLVMHグループが経営するショッピング モール・MOHOに出店。ほかにも、上海の伊勢丹や髙島屋とも商談を進めているところです。そして今年は杭州や広州、海南島を皮切りに中国全土で100店舗の出店を計画。こうしてブランディングを図ることは非常に大事だと思っています。

 

 

エステティックは絶対に必要なサービス


緊急事態宣言が明け、日本でも消費活動が戻りつつありますが、中国と比べるとその速度は緩やかな印象を受けます。中国では順調に消費が回復に向かい、大勢の人が美容に関して前向きさを取り戻しています。 この流れを鑑みても、エステティックは絶対に必要なサービスであると思います。

 

日本の美容、エステティックの技術やサービス・おもてなしは世界一だと感じているので、日本では開発・研究に加え技術やサービスなどの講習会も行なっています。それを中国の店舗にも導入することで、日本と同じレベルでの技術やサービスなどの提供を可能にします。

 

コロナ禍では売上にダメージを受けたこともあり、オンラインを活用していくという話を聞いたりもしましたが、やはりエステ業界にはリアル店舗での体験が必要不可欠。弊社の製品の売上でいえばECの比重が大きいですが、技術や機器、そしておもてなしのサービスはオンラインでは体験できません。リアルだからこそ心躍る体験ができ、実感も成果も得られると考えています。

 

 

新たな購買層への製品開発と、将来は「美容城」の実現を


弊社の『童顔の丸 EX』『シンハイフラン エッセンスエックスパック』などの製品は中国でも人気を博していますが、高価格帯の製品が中心ということもあって、富裕層がターゲットとなっています。そこで 新たに20〜30代の女性でも手にしやすい価格帯の製品を開発中で、今年の春ーー具体的には3月9日のクイーンズデー*に販売を予定しています。その一つが抗糖化・抗酸化に着目したコーヒーとミルクティーです。ほかにも中国と日本の大学の教授陣がタッグを組み、クレンジングミルクやローションなどの製品も開発を進めています。日中で協力し合って完成する製品にぜひご期待ください。

 

私の将来的な目標は、弊社製品専用の美に関する総合施設をつくることです。高級ブランドを思わせるカフェもあれば、エステサロン、スパ、ホテルまでも完備された、究極の美の城“美容城”。それは、私一人では成しえません。弊社には心強いスタッフがいますので、彼らが私と同じ目標に向かって歩んでくれることを信じています。

 

*中国のネット世界の3大イベント。中国では「女王節」と呼ばれる。

 

 

 

経営者としての思考、お見せします!

人生で最も重宝すべきは失敗を経験することだと思います。2021年は苦戦を強いられました。新型コロナウイルス感染症の影響も相まって、創業以来の困難と失敗を経験しました。しかし、こういった苦労は一つの出来事であり、人生のゴールではありません。これらは時間が解決してくれるし、目標を達成するためには辛抱する場面があるのも当然。「生きていれば」何でもできるし、終わりではないのです。会社も同じことでしょう。2021年が明け、今は2022年が楽しみで仕方ありません。