Exit Button

AEAコンプライアンス勉強会を開催

業界ニュース -

一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)は、2015年11月25日(水)クレームとコンプライアンスに関する勉強会を開催した。

第一部では、株式会社クレームSコンサルタンツ 代表取締役 澤田剛彦氏を講師に招き「クレームを笑顔に変える!対応力アップで売上げアップ!」と題したセミナーが行われた。
セミナーでは、具体的なクレーム事例を上げエステティックに多いクレームと改善事例に関してレクチャーされた。
クレームは、お客様の不満をしっかりと解消することで、顧客の離脱を防ぎ、逆に売上げが向上するという。クレームにひるむことなく、誠意ある迅速な対応は、繁盛サロンへとつながるキーポイントとなりそうだ。

AEA勉強会

第二部では、「6つのケーススタディがら考えるエステティックとコンプライアンス」と題したパネルディスカッションが行われた。
パネリストは、一部で講師を務めた澤田氏に加え、サロン代表として株式会社ピーユーサービス(ブリリアント)代表取締役 藤巻久美子氏・株式会社ラヴィアンローズ(セントラヴィ)代表取締役 海子裕明氏、解説としてAEAエステティック相談センター 消費者アドバイザー 常山あかね氏、司会は株式会社ノートラック代表取締役 野嶋朗氏が勤めた。

6つの事例の中でも印象的だったのが、好転反応に関するトラブル。「好転反応」という言葉。これは医学書への記載がなく、医療の世界では使用されない言葉だという。しかし、化粧品で赤みが出た。健康食品でお腹の調子が変わった時などよくこの「好転反応」という言葉を耳にする。実際、お客様の肌に赤みが出たがしばらく時間が経ってしまったことで悪化、大きなクレームへと繋がったケースがあるという。エステティシャンは医師ではない。ましてや電話で症状を聞き判断することは不可能。この場合は、速やかに医師の判断を仰ぐよう進めるのが適切とのこと。

このように、エステティックサロン絡みで実際消費者センターに寄せられた事例ということもあり、参加者からも具体的な質問が上がり会場全体で話し合う、活気あるディスカッションとなった。

AEAでは、今後も様々な勉強会の開催を予定している。サロン運営にすぐに役立つ生きたセミナーだが無料にて開催。サロンの質を向上させるためにも積極的に参加してみてはいかがだろう。

●おといわせ先
一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)
TEL:03-6272-6154(代)
FAX:03-6272-6164
http://www.esthesite.com/