BEST BEAUTY COORDINATOR OF THE YEAR 2018 授賞式レポ!
NPO法人日本ビューティ・コーディネーター協会(大阪市西区、理事長 中野訓延)は、2018年10月15日(月)東京国際フォーラムにて『BEST BEAUTY COORDINATOR OF THE YEAR 2018』を開催した。
ヘア・エステ・ネイルを備える総合サロンスタッフに贈るトータルビューティ賞
同協会は、「ビューティ・コーディネーター」という資格を広めていくことを目的の一つとして発足。『BEST BEAUTY COORDINATOR OF THE YEAR』は、今回で7回目の開催となる。
ビューティ・コーディネーター=BCとは、美容室やエステティック・ネイル・カットなどすべてを備える総合美容サロンにて、お客様に“美”を提案する新たなポジション。カット・カラー・スキンケア・メイク・ファッション・ライフスタイルと、美に関するあらゆる部門に精通し、カウンセリングから提案までを行なう。
イベントでは、全国7地区の代表サロンがプレゼンテーションを行なった。BCがお客様に美を提案するだけではなく、似て非なる美容師・エステティシャン・ネイリストの“常識”の差を埋めたり、ジャンルを超え総合的に予約スパンを見直すことで、来店回数・顧客単価・売上向上につながった例などを、具体的な取り組みと数字を上げながら披露した。
ジャンルを越えた技術の兼務を推奨。プロよりアシスタント売り上げが伸びるかも?
また、アシスタントやBCがエステティシャン・ネイリストなどを兼務することで、スタイリスト以外も売上に貢献できる上、1対1の接客から全員接客にシフトできると提案。お客様が過ごしやすい・再来店しやすい環境作りに貢献するなど、カット技術を持たないBCだからこそできた「企画」の重要性や役割の広がりをアピールした。
なかには、性格心理学「エニアグラム」を学び、相性のよいスタッフを組み合わせることで労働環境改善につながった例も。どのサロンの発表も、美容サロンのみならずエステティック業界においても参考になる内容で、エステティシャンにもぜひ見て欲しいプレゼンテーションだった。
厳選なる審査の結果、見事グランプリを獲得したのは、関東ブロック代表『FORTE GINZA』。
協会では、1~3級のビューティ・コーディネーター検定を実施しておりエステティシャンでも取得可能。総合サロンが増えつつある近年、仕事の幅を広げる意味でも取得してみてはいかがだろう。
取材・文 永山泰子(美容経済新聞社)