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創業107年の歴史とともに、海外へも目を向ける飛躍の年に

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株式会社ベルマン
代表取締役社長・村賀 祐司

 

15歳の時、祖父であり先代会長でもあった村賀忠男氏より、村賀の姓と会社を後継してほしいと告げられ、将来的に会社を継ぐことを決意。2007年、26歳で株式会社ベルマンに入社。一般社員、係長、営業統括、取締役を経て創業100周年を迎えた2015年に代表取締役社長に就任。

 

 

 

コロナ禍でのWebの活用でお客様と社員の学びを深める


新型コロナウイルスの感染拡大による影響で特に変化が大きかったのは、やはりWebを活用する頻度が高まったことです。緊急事態宣言により、リアルで会うことが難しい状況になりましたので、弊社では一昨年より、Webを活用してオンラインセミナーや弊社化粧品の講習会などを行なうようにしました。お客様と離れていても画面を通して話ができ、移動しなくてもいいので参加しやすい。距離的な要因でお会いできなかった人とも画面越しにコミュニケーションが取れ、“みんながつながっている”ことを実感できたのは新たな発見でした。

 

もちろん、お客様の要望があれば、個別でリアルでの対応を行なうことも。人の熱量はなかなか画面越しでは伝わりにくいものですから、直接お会いすることはすごく大切であると感じています。昨年開催したセミナーで好評だったのは、外部講師を招いての「集客セミナー」。「コロナ禍でもできる集客方法を学ぶことで、新規の集客につながった」といううれしいお声もたくさんいただきました。また弊社の社員も参加していますので、社員教育にもつながり、お客様と社員が一緒に講習を受けることで、ともに成長していきたいと考えています。今年度第1弾の勉強会は、弁護士の先生を招き、広告に関するコンプライアンスセミナーを開催します。

 

 

 

時代が変わっても「三面美容」を提唱し続ける


コロナ禍で弊社が一番影響を受けたのは2020年3~6月ごろ。緊急事態宣言が発令されると少なからず影響はありましたが、ホームケアの重要性を再認識していただくよいきっかけにもなりました。

 

現在は感染拡大当初と比べるとかなり情勢も落ち着き、ウィズコロナと呼ばれる時代に。そのような時代において美容業界はどうあるべきなのでしょうか。私は、弊社の美容理論でもある“外面・内面・精神面の三面美容”の重要性を説きたいと思っています。弊社がこの“三面美容”を提唱した1951年当時は、「美容メーカーが内面だの精神面だの、何を言っているんだ」と笑われたこともあります。今でこそ“三面”それぞれの関連性が周知のものとなっていますが、当時は理解してもらえなかったのです。

 

やはり、どんなによい化粧品を使っても、食生活がよくないと肌はあれてしまいます。健康のうえに美容が成り立っているので、まずは基盤となる健康が成り立たなければだめなのです。例えば、ストレスが原因で内臓の調子を悪くしたら、肌にもその影響が出ます。コロナ禍で、平時とは比べものにならないほどストレスのかかる今だからこそ、エステティシャンの手から伝わる温もりで肌のケアと同時にメンタルケア、そして免疫力にも影響するインナーケアを重視すべき。そう考えると、まさに今こそ業界全体で“三面”のケアに取り組んでいくことが必要なのではないでしょうか。

 

 

創業107年の歴史が海外から高く評価される


コロナ禍以前は国内に限定した流通に強いこだわりを持っていましたがBWJで弊社が創業107年の歴史があることに関して、ヨーロッパの方からよい評価をいただきました。ヨーロッパでは、歴史を重視する傾向があるようです。根底にあるのは、本当によいものを作り上げる技術者・メーカーに対してその技を認めるという、日本にも通じる文化。よい製品は国を超えて理解、評価されるのだと認識しました。これからも日本でよいものづくりを地道に続け、海外進出の契機を見逃さないよう準備をしつつ、歴史を刻んでまいります。

 

 

 

経営者としての思考、お見せします!

シンガポールに責任者として赴任している友人から「もはや、日本は裕福な国ではない……」と衝撃的な言葉が。シンガポール在住の人たちから見たら、日本は物価の安い国で、品質やサービスの内容は比べ物にならないくらいレベルが高い。老後、移住したい国として日本の人気は高いそうです。①物価が安い②物やサービスの質がよい③治安がよい、がその理由。友人の言葉から、日本国内での流通強化とともに海外進出も同時に進めていくことの大切さと、このままではいけないという危機感を、肌で感じるようになりました。