エステティシャンの 入社式満足度は30%台⁉
早いもので、新年度がスタートしてから2週間が過ぎました!
弊社にも今年5人の新卒社員が入社。新卒社員の採用をはじめてから今年で4年目になります。毎年4月頭に入社式を行なうのですが、先輩である私達も「新人の頃はこうだったなー」と、初心に返る気持ちでこの日を迎えています。
同じように新人エステティシャンを迎えたサロンでは、社会人と学生との“ギャップ”に、新入社員も迎え入れた先輩も、“戸惑い”が出てくる時期ではないでしょうか?
先日、あるテレビ番組で「入社式の満足度調査」に関するインタビューが放映されていました。偶然にも、新人エステティシャンの集団がインタビューされており、朝の身支度でバタバタする時間帯でしたが、思わず手を止めて見入ってしまいました。
彼女たちの入社式への満足度は、なんと30%台(確か37%だったと思います)! 理由は「先輩にも同期にも敬語で話すように言われて、そんなの厳しすぎるので」というものでした。
確かに少し厳しい気はしますが、オフィスでも仕事中に敬語で話すことが多いですよね。
“おもてなし”を大切にするエステティック業界であれば、敬語を使って当たり前かもしれません。慣れていないうちについ出てしまう「素」を抑え、ていねいにお客様に接するうえで、「どんな言葉を使うか」ということは、とても重要です。
ですが、お客様はもとより、ほぼ同年代のなかで過ごしてきた学生としてはすぐには受け入れられない課題なのかもしれません。そんな時、やる気にさせる“魔法の言葉”を、ある男性サロン経営者から聞いたことがあります。
それは……
「これできるようになったら モテるよ」
という一言!
そのサロンでは、制服はMサイズと決められていて、入社が決まったエステティシャンはMサイズの制服が着られるようにダイエットをする必要があります。挫けてお菓子を食べようとしていたスタッフには「痩せたらモテるよ」。仕事終わりに、疲れた表情で掃除をしていたスタッフには「掃除できる子はモテるよ」という風に使ったそうです。
すると、『モテるよ』声をかけられただけで率先して行動し、すぐに目標が達成できたそうです。
若い女性スタッフだからこそ、さらに効果がある魔法の言葉「モテるよ」を活用して、来年は入社式「満足度100%」と言われる業界になっていることを願います。
アナリスト:ながやまやすこ