これが鉄板!エステティシャンのメイクTIPS
「エステティシャンの顔はこう作るもの」と、メイクを習ったのは何年前? いくら「鉄板」といっても、印象が古くなっては意味がありません。いまのトレンドを取り入れながらも、エステティシャンらしい顔作りに欠かせないTIPSを、ミス・パリ学園で学生たちの指導にあたっている坂大さんにききました。
<メイクの基本>すっぴんが美しいと予想させる肌に
エステティシャンは素肌美が大事になるので、ベースメイクを全体的に厚塗りにするのはNG。だからこそ、シミやくすみなどはしっかりカバーします。
ハイライトはCゾーンに
肌がマットすぎると古くさい顔になってしまうので要注意。そんな時はCゾーンにハイライトを入れることで作りこんだツヤ感が出て肌が美しく見えます。
肌にぴたっと密着。一度付けたら手放せない、自然で上品なツヤが出せるライティングパウダー。クレ・ド・ポー ボーテ レオスールデクラ 14 8,000円(資生堂)
トレンドはリップで取り入れる
セオリー通りのメイクだと毎年ずっと同じになりがち。微妙な差でも新色を使いたい時は、ぜひリップで取り入れましょう。テンションが上がりますよ。
アイラインでまつ毛を埋める
ベースメイクの次に大事なのがアイメイク。アイライナーでまつ毛の隙間をていねいに埋めることで、ナチュラルに目力が出て、目も大きく見えます。跳ね上げはダメ。
コンシーラーは使わない
シミなどの気になるポイントがある場合は、さらに同じファンデーションを重ねて指でたたく! コンシーラーのように浮いてしまうのを防いでカバーできます。
ファンデの色は首に合わせて
ファンデーションの色は首の色に合わせて少し暗めを選びましょう。顔が白くなりすぎると老けて見える原因にもなります。
クリームファンデが最強
ナチュラルに見せながらも、しっかり作りこむにはカバー力のあるクリームが一番! ツヤ肌よりもマットな肌で知的に見せつつ、柔らかさを残す肌作りを。
「カバーするのに自然で崩れない」と、大絶賛。クレ・ド・ポーボーテ タンナチュレールフリュイド 12,000円(資生堂)
ファンデはスポンジで
指で直接乗せる方法は要注意。余分な油分を吸わないのでヨレの原因に。リキッドもパウダーも顔に乗せた後に、スポンジを使ってとにかく叩き込むことが大切。崩れません。
形状別ファンデを重ねて使う
リキッドやクリームファンデの上からパウダータイプを重ねると隙のない肌に。ただし、パフだと厚塗りになってしまうので大きめのブラシで円を描くように乗せること。
パウダーを重ねるときにはブラシが必須。なるべく毛量が多く大きいブラシで円を描くように乗せるのがポイント。ルナソル パウダーブラシN 7,500円(カネボウ化粧品)
まつ毛はセパレート!
毛束感のあるまつ毛はだめ。マスカラで上下しっかりセパレートさせましょう。まつ毛エクステはしない方が無難ですが、するなら12㎜程度でナチュラルに。
落ちない、塗りやすいマスカラといったらコレ。パンダ目を気にせず安心して施術ができる。(上)ボトム ラッシュ マスカラ 01 2,200円/(下)ラッシュ パワー マスカラ ロングウェアリング フォーミュラ 0 13,500円(CLINIQUE)
眉は角度をつけて
平行眉や太眉は幼く見えてしまい、お客様に信頼を寄せてもらえない原因に。知的な印象を与えるためには、骨格に沿ったやや細めのアーチ眉に仕上げることが大切です。
パウダーならではのふわりとした自然な仕上がりとブラシで細いラインも自由自在に描ける優秀アイテム。パーフェクト ブロウ パウダー WN504,000円(エレガンス コスメティックス)
リップライナー必須!
リップはボケると知的に見えないのでしっかりラインをとること。リップはブラシできちんと塗ると、しわに入り込んで落ちにくくなります。グロスは基本的に塗りません。ツヤは少しだけでOK!
ミスパリ学園の生徒・講師がみんな持ってると噂の定番アイテム。ポケットに入れてマメにお直しを。ピュア カラー クリスタルシアー リップスティック 013,700円(ESTEE LAUDER)
ピンクならローズ系
チーク、リップなどでピンクを取り入れるときはローズ系がおすすめ。青み系ピンクは、子どもっぽい印象でサロンの高級感を損なってしまう可能性があるので避けましょう。
肌になじむ色出しで使いやすい。エステティシャンが持っているべきチーク。ルナソル カラーリングチークスN 03 ケース・ブラシセット価格 5,000円(カネボウ化粧品)
<結論!>探求すべきは知的さ
エステティシャンとしてのメイクはナチュラルさを残すより、知的さを求めます。さらには、品格も大事。マットな肌作りやチークを入れる角度で普段のメイクとの差を出します。
お話をうかがった方:坂大 あゆみさん
ミス・パリで4 年間エステティシャンとして勤めた後、コスメコンシェルジュに転身。百貨店内すべての化粧品ブランドの研修に参加しメイクを学ぶ。現在はミス・パリ・ビューティー専門学校 東京校にて、エステ・メイククラスの担任に。