これが最新!エステ ティシャン のメイク
○○しすぎ、はNG! でも今っぽく仕上げたい。エステティシャンの品格を上げるメイクを、メイクアップアーティストの千吉良 恵子さんにききました。
最近のメイクトレンドは、「今年はこれ!」と以前のように言い切れません。メイクはTPOに合わせてバランスを取るもの、と皆さんが認識してきたのでしょう。ただトレンドのカラーを付けるだけでは「今年の顔」にならない、とも言えます。ベースからバランスを取って作り上げる感覚が大切です。女性像としては、すっぴん風の「おフェロ顔」から、きちんとTPOをわきまえている「ヘルシーで健康的」な方向に移っています。
とはいえ、エステティックに携わる女性に求められるものは、いつの時代も基本的に変わりません。内側から出る優しさと、この人に施術してほしいと思わせる柔和さ。その人らしい本質的な美しさを捉えた透明感と知性が感じられる「こんな人になりたい」と思わせるたたずまいや、不変の美しさを追求するメイクであるべき。そう考えると、今年のトレンドはエステティシャンのお手本になる部分もあるのかもしれません。
教えていただいた方:千吉良 恵子さん
cheek one 主宰。元ラ・ドンナ所属。数多くの女性雑誌のビューティ、ファッションページ、広告撮影などを担当するトップメイクアップアーティスト。講演や化粧品関連のアドバイザーなど、幅広く躍。著書に『千吉良恵子の可能力メイク』(ワニブックス)などがある。
リップ : 肌作りに合わせて変化。質感は薄膜。
チーク: 骨格に合わせたヘルシーな入れ方。まん丸、高めは×。
眉 : これまでの太眉ブームから徐々にナチュラルなアーチ眉に。