内面美容の領域をさらに広げ エステを健康寿命延伸産業に
ここ数年はインナービューティの可能性と領域を広げるべく、製品展開だけにとどまらず、飲食・温活・フェムテックなどの分野において「麻布 黒しゃり・肉しゃり」のオープン、完全会員制・完全個室の「ザ・プロラボサウナ」のオープン、『フェムクリア』の発売を行ないました。弊社は以前より「食生活の見直しや腸活、温活という部分がベースにあってはじめて美容が成り立つ」と伝えており、インナービューティの重要性を、これらの事業を通じて多角的に啓蒙できたと思っています。
2023年はこの基盤をもとに、エステサロンの永続的な存続のサポートや価値向上に貢献していきたいと考えています。人々の健康への意識は日々高まっていますが、エステティック業界は施術や化粧品、美容機器など、外面美容に重きを置いてしまいがち。しかし私は、今後エステティック業が生き残っていくためにはインナービューティの知識を磨き、美容の枠にとどまらず「ヘルスケア」の領域まで多角的に顧客の健康と美容をサポートしていかなければならないと考えているのです。ヘルスケアの視点から、市場のニーズを捉えた製品やサービスの展開を目指し、皆様へ貢献をしてまいります。
今年は、フェムテックの製品が2アイテム新たに登場いたします。1月には新しくデリケートゾーン向けソープ『フェムウォッシュ』を発売し、2月ごろにも保湿美容液『フェムセラム』を発売予定。需要が高まっているからこそ力を入れて、サロンの店販売上に貢献したいと思っています。
また、「エピジェネティクス」の学問を応用した次世代スキンケア『エピウス』シリーズの発売も予定しています。これは数年前に参加した医学会で発表された「エピジェネティクス」の理論と治験結果に衝撃を受け、研究をサポートしてまいりました。今ある肌悩みはもちろん、加齢や外的刺激による未来の肌トラブルの予防を目指す、画期的なスキンケアシリーズです。これらの展開に加え、昨年より本格始動した、私自身も所属する(一社)全国ヘルスケアサービス産業協会がさらなる活動の幅を広げていければと考えています。設立の背景には、エステティック業は国で定められた認可制度ではなく、資格なしですぐに始められる事業でもあるので、エステティック業の社会的地位が低いという現状や行政と対話できる機関がないままここまで拡大してきてしまっているという問題点が挙げられます。
今後業界の拡大と健全な運営を行なっていくためには、これらの問題解決は急務であると考え、同協会を立ち上げ、これまで曖昧だった業界のルールや枠組み、ガイドラインを行政などと協議して制定することができるよう、議員連盟の設立を目指しています。業界の健全化と、エステティシャンやセラピストの地位向上のため、先陣を切って活動に力を注いでいくつもりです。人生100年時代の現代社会で、エステティック業が健康的な経営基盤を確立し、社会からさらに求められる産業に発展していけるよう、弊社も尽力していきたいと思います。
株式会社プロラボホールディングス
代表取締役兼CEO・佐々木 広行
1998年に総合マーケティング企業を設立。その後、2002年プロラボ ホールディングス(旧社名:エステプロ・ラボ)を設立し、人類の健康寿命延伸の実現に向け活動を続ける実業家。2022年には、ファスティングや腸活の理論を医学的知見なども交えて解説していく書籍『神は腸に宿る』を幻冬舎から出版し、話題に。
COMPANY DATA:
2002年設立。エステサロン・美容室・フィットネスジム・スパ施設・美容クリニックに向け、内面美容に特化したインナービューティ製品を製造・販売。さらに近年は「麻布 黒しゃり」「麻布 肉しゃり」の飲食事業や、完全プライベートサウナ「THE PROLABOSAUNA」の展開など、総合ウェルネス企業として世界に向けてインナービューティの普及に努めている。