唯一無二の製品を。本物を追求してお客様に届けたい
ロイヤルトラスト株式会社
代表取締役・高山 周三
2005年にロイヤルトラスト株式会社を設立。ドイツ発の天然薬草による美肌技術「クロイターピール」を国内に導入し、話題を集めた。2017年にはビタミンと核酸に着目した自社ブランド『VAVITTE』シリーズをリース。近年はブログやSNS、YouTubeなどによる情報発信をスタートし、新たな共感や支持者を獲得している。
オンライン化が進むなか、あえてリアルにこだわる
コロナ禍において、セミナーや研修などのオンライン化がより進み、今までITツールに疎かった人でも当たり前のようにそれらを使いこなせるようになってきました。弊社でも密になるのを避けるために、研修やセミナーの1回あたりの人数を減らしたり、理論はオンライン、技術はリアルと形態を分けたりとさまざまな工夫を凝らした結果、緊急事態宣言下では減少していた参加者も順調に増えてきました。私自身がオンラインを活用するなかで、今後もオンライン化が進んでいくことを実感しているところですが、一方で「絶対にリアルで会うことをやめるべきではない」とも考えています。もちろん、電話越しや画面越しでも交渉ごとは問題なく進められるかもしれません。それでも、特にこの業界の発展のためには、実際に相手に会って、膝を突き合わせて話すことが大事だと信じています。
自分の考えを発信してこそファンは増えていく
“リアルで会う”ことを重視する一方で、SNSやブログなどで広く人々に意見や考え方を発信することもとても重要です。私は、化粧品に求められているのはただひとつ、肌をきれいにすることだと考えています。しかし「容器がかわいい」「芸能人が使っている」「バズる成分が使われている」など、化粧品本来の目的と大きく離れた点で評価されている製品も見かけます。そのような製品を使って肌が敏感になってしまったというお声を聞くことも少なくありません。こうした現状を少しでもよくしたいという思いもあり、昨年からユーチューブを始めました。カメラの前で話すのはとても緊張しますが、美容業界に一石を投じる意味でも、情報を発信し続けることが重要だと信じ、ポンコツなりに頑張っています(笑)。やらなければゼロなので、やること・行動することが大事ですから。
今はSNSなどを通じて、誰もが簡単に情報発信できる時代です。フォロワーが多く、ビジュアルのよいインフルエンサーに注目が集まりがちですが、重要なのはフォロワーの人数ではなくて“質”。SNSを使用しているサロンオーナー様も多いですが、人数が多くても、冷やかし半分のようなフォロワーばかりでは意味がありません。本当に自分がよいと思うもの、効果があると思うものを追求して発信してこそ、本当のファンがついてくるのではないでしょうか。
マスク時代の救世主『カーミングジェル』が好調
昨年の春、『ヴァヴィッテ』シリーズから『カーミングジェル』を発売しました。実は、弊社はなかなか新製品を出しません。もちろん現状の製品に自信があるからでもありますが、発売を急ぐあまり質がおざなりになった製品を出して、お客様の信用を失いたくないからです。慎重のうえにも慎重を期して、構想から2年、満を持して発売したのがこの『カーミングジェル』。肌があれているときに使えるレスキュー的な美容液です。キャンペーンなどは行なっていないのですが、コロナ禍のマスク生活にマッチしたのか、売上は絶好調。まずオーナー様が1本使用して「これはいい!」と、お客様にオススメしてくれているようです。さらに今年は、念願のトライアルキットを販売する予定で、多くのオーナー様から待ち望む声が届いています。
『ヴァヴィッテ』シリーズは、使用した多くのお客様から「やっと出合えた」と言っていただける本物の化粧品です。これからもご縁のある人々に喜んでいただけるよう、嘘のない誠実な製品づくりに邁進していきたいと思っています。
私がブログ、ユーチューブ、インスタグラムなどで積極的に情報発信をするようになったのは、間違いなく白崎順子社長の影響ですね。以前は「良質かつ、結果の出る製品を出していれば、おのずと評価がついてくる」と考えていましたが、自分で思っているだけで誰にも伝えなければ、それは独り言でしかない。自分の意見や考え方を発信し、たった1人であっても知ってもらうことは、とても重要です。公に発信したことは必ず実行する「有言実行」の白崎社長には、今もとても影響を受けています。