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幸せな人生をまっとうする女性を育てていきたい

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精神的・経済的に自立し

幸せな人生をまっとうする

女性を育てていきたい!

 

 

 

ディア・ヒロイン株式会社

代表取締役社長 柳田 依璃氏

 

【Profile】 Eri Yanagida

2004年に脱毛サロンとして創業し、現在は4店舗を経営。競合サロンが150店舗を超えるなか、自社のサービスを明確にすることで地域一番レベルのサロンに成長させた。現在は痩身市場に積極的に展開し、新たな成長戦略に取り組んでいる。結婚・出産など、女性のライフスタイルの変化に対応できるように各種制度を整え、女性の自立を応援。

 

 

ノルマなしで成長を遂げた「お客様第一主義」の徹底


 

-「フォーブス ジャパンウーマンアワード」企業部門での準優勝、おめでとうございます。

 

柳田氏 ありがとうございます。この賞は「意欲ある女性が働きやすい環境づくりを積極的に行なう企業」を選出し、表彰するもので、特にここ1、2年、スタッフがより誇りを持って働けるようにと考え、取り組んできたことが評価されたものと、素直にうれしく思っています。特に長く勤めてきたスタッフは、急に仕事のやり方や評価制度が変わり、戸惑ったこともあったと思いますが、柔軟に対応してくれました。この受賞を機に、さらに働きやすさ、そして真の自立を追求した職場づくりに努めていきたいですね。

 

 

「意欲ある女性が働きやすい環境づくりを積極的に行なう企業」を表彰する「Forbes JAPAN WOMAN AWARD」
従業員300名以下の部で2位を受賞。ヒルトンシーホークホテルにもマグノリアスパをオープンした。

 

 

-御社が行なった取り組みはどのようなものでしょうか?

 

柳田氏 これまで、お客様におすすめするメニューや製品をエステティシャンが自由に組み立て、ご提案していましたが、お手入れの回数やそれに付随するホームケアアイテムなどの流れを統一化し、マニュアルを作成しました。また、集客に関わる業務をすべて本社に集約。それによって、エステティシャンも集客やお客様への提案に頭を悩ませることなく、サロン業務に没頭できるようになったように思います。そして同時に、評価制度の見直しにも着手しました。女性が自身の体の悩みを打ち明け、体に触れさせる、それが許せる相手は看護師やエステティシャンくらいではないでしょうか。ならば私たちも、努力すれば看護師と同じくらいの報酬を得られるようにしたいと思ったのです。私たちはお客様に高額なコースを販売していますが、今のエステティシャンの多くは「自分ではそんな高額な買い物・契約をしたことがない」と言います。それで本当にお金を払って美や健康を手に入れたいというお客様の気持ちが理解できるのかと思うのです。がんばった分だけの収入が得られる評価制度を整えたのも、こうした想いがあるから。自社のスタッフには、ぜひいろんな世界に触れ、いろいろな経験をしてほしいと思っています。

 

 

-研修・教育の面では、どのような取り組みをされていますか?

 

柳田氏 現場で学ぶだけでは、やはり足りない面も出てきますので、近年は外部講師を招き、接客技術について学ぶ機会を設けています。さらに、コーチングの先生によるリーダー研修も始めました。また、入社後、未経験の方には2カ月間、技術はもちろん、理念までしっかりと学べるプログラムを整備しています。また、デビュー後も、まずは先輩からの紹介で長く通われているお客様の施術から担当するなど、着実にステップアップできるようにしています。弊社がめざしているのは「自分で自分を幸せにできる」人材を育てること。今はお金より時間を求める人も増えていますが、やはり両方が充実してこそ真の自立。これからもそれを追求していきたいと思います。