Exit Button

個性を生かした組織づくりで笑顔を増やしていきたい

-

 

「個性を生かした組織づくりで

 ビジネスを楽しみながら

 笑顔を増やしていきたい」

 

 

 

株式会社ワムホールディングス

代表取締役 横田 稔氏

 

【Profile】 Minoru Yokota

25歳で大学を卒業後、すぐに起業。B2Cの世界で懸命に力を尽くし、成功を収めて財を成すも、バブル崩壊をきっかけに借金苦に陥る。その後、「働くことの意味」を考え直し、新規一転B2Bにフィールドを移し、1992年に健康美容系商材を卸販売する株式会社ワムを設立。

 

 

 

一人ひとりが経営者として楽しみながら働ける環境に


 

バイポーラ式高周波痩身機器『ハイパーナイフ®』シリーズや水溶性珪素『DMK』など、株式会社ワム
は質にこだわった美容健康商材をご提供してきましたが、「サロン・ド・ヴィーナス」などの直営サロンを運営する株式会社ヴィーナスハーツ、高齢者の住まい探し支援と介護事業を展開する株式会社ワムケアサービスと、2018年にホールディングス化。株式会社ワムホールディングスとして1年が経過しました。チームリーダーを中心として部門ごとに若い社員が活躍してくれている姿に、頼もしさを感じる日々です。

 

私自身、大学卒業と同時に25歳で起業しましたから、会社員として「こうでなければ」という固定的な考えは持っていません。何もできないながらに怖いものなしだった当時を思い返すと、許可を出してくれる
上司さえいれば経験の不足を補う大きな成果を挙げることができると思います。組織を維持するうえで方針の統一は大切ですが、だからといって自社スタッフの行動を逐一見張るのは不可能。むしろ、性善説に立って社員を信頼し、その個性と可能性を最大限に生かせるフィールドを用意してあげることこそ、会社と個人の両方に資することであると考えています。弊社ではどの事業部でも目標値は自己申告制。上から数字を押し付けるようなことはありません。また、3年ほど前からテレワークも導入し、土日祝日のほかに週2回まで出社不要日を認めて、会社に縛られない自由な働き方を実践できる体制を整えています。締め付けを行なわないこうした体制下でも目標達成がかない、会社として成長することができているのは、社員一人ひとりが自分自身のビジネスの経営者として責任を持ち、楽しみながら働くことができているからではないかと思うのです。

 

 

ビジネスを支え成功を創るサブスクリプションも開始


 

イベントなどでお客様と顔を合わせると、「礼儀正しい」「気配りができる」など、弊社社員へのお褒めの言葉をいただきます。ビジネスの成功とは、最終的に「人に好いていただくこと」にあると考えるので、都度大変誇らしく感じます。これも、美容専門知識などの「末学」と並行して、人間としてのあり方などの「本学」を伝えてきたことが実っているのだと感じています。例えば、営業部門では現在「自分をよくするための提案」づくりに取り組んでいます。小さなことでも、何度も繰り返し書き出し、声に出して意識づけることで、いつの間にか心に留まり、行動に移せるようになるのです。

 

ほかにも、弊社では日常的にゲーミフィケーションを活用し、「楽しんで働く」仕組みづくりに取り組んでいます。社歴の近い同期生がチーム戦で成績を競うなど、さまざまなアイデアで仕事を盛り上げています。これらはすべて自然発生的に生まれたもので、「ゲームを続けるためには利益を出し続けなければ」というモチベーションにもなっているようです。新規採用にも全部門全社員がリクルーターとして携わり、一緒に働きたいと感じる人材をそれぞれが推薦するシステムです。

 

昨年10月から、株式会社ワムではB2Bとしては珍しいサブスクリプションを開始しました。すべてはお客様のビジネスを応援したいという思いから、「NBSS(ニュービジネスサクセスソサエティ)」と冠し、採用や教育、メニュー構成から肌知識、技術までといった情報を共有する場マシンの利用権とともに定額料金でご利用いただけるサービスです。この形では顧客満足度が低いと解約されてしまうリスクがありますが、顧客フォローをさらに徹底してCS向上を重視していきます。また、ヴィーナスハーツではフランチャイズにもチャレンジ。より分配率の高いモデルをご提案することで、お客様のビジネスを支援していきたいと考えています。エスグラスポンサーと役員の継続と並び、弊社なりのこうしたサービスを通じて、さらにお客様の成功をお手伝いできればと思います。

 

 

株式会社ワムホールディングス
1992年設立。健康美容系商材を中心にBtoBでの卸販売を手がける。2002年よりショールームを直営エステサロン化。その後路面店5店舗、西武、ダンロップ、JR、日新製糖の系列スポーツクラブ内に13店舗の合計18店舗を展開。2012年より介護事業にも参入。2018年6月よりホールディングス化して現在に至る。