日本のモノづくりとエステを世界へと伝えたい
「ブランド価値を高め
日本のモノづくりと
エステを世界へと伝えたい」
株式会社ARTISTIC＆CO.
代表取締役 近藤 英樹氏
【Profile】 Hideki Kondo
世界のトップ美容メーカーをめざし、抜群の製品クオリティとデザイン性の高い美容機器を次々に発表、開発・製造・PRすべてにおいてインパクトを与え続けている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会正会員、韓国美容外科医学会正会員、アジアアンチエイジング美容協会（4A）代表理事。
日本からアジア、世界へとマーケットは無限に広がる
２０１９年は、一昨年からの世界へと向けた取り組みが実を結び、自分たちでも驚くような結果を得られた、手ごたえある一年となりました。特に中国での弊社製品の人気は予想をはるかに超え、11月11日の「独身の日」に行なわれたネット通販最大手のアリババグループによる大規模セールでは、弊社がこの日に合わせて発表した新作『ドクターリーヴォゼウス』がたった30秒で、予約販売の段階で完売するほどでした。また、その様子が日本国内でもニュースとして放送され、今も多くの方から声をかけていただいています。
弊社が中国で本格的に製品を販売するようになったのは２０１８年からですが、今ではかなりのシェアを獲得することができ、現地企業からＯＥＭのご依頼も多数寄せられています。この急成長ぶりに「やはり中国市場の勢いはスゴイ！」と魅力を感じ、アジア進出をめざす方もいるかもしれません。しかし、世界の市場は無限の広がり・可能性を秘めている一方で、非常にシビアな一面もあるのです。弊社は今、中国で美容機器のみを展開していますが、広告やイベントで派手に宣伝しても、きちんと結果を出せるものでなければ支持を得ることはできません。また、海外では「このブランドの製品なら安心して使える」という信頼を得ることができなければ、成功をつかむこともできません。そのため、海外へ目を向けるようになってから、より一層製品の品質や実力、そして安全管理へのこだわりは強くなりました。「アーティスティックの製品なら、結果が出るのが当たり前」となれば、美容機器メーカーとしての責任もより重大なものとなります。これからも結果にこだわった、妥協のない製品づくりの姿勢を貫いていくつもりです。
そして、日本のモノづくり、エステティックの素晴らしさをアジアから世界へと広めていきたいですね。これから中国をはじめアジア各国、世界へと進出を考えているメーカーやサロン様には、これまで弊社が培ってきたノウハウや知識を惜しみなく提供するなど、日本と世界の“美容の架け橋”の役割も果たしていきたいと考えています。
日本での実績・信頼が新たなビジネスチャンスに
近年は、海外、特に中国・アジアでのＢ２Ｃへの展開が活発にはなっていますが、それでも弊社の“軸”となるのは日本でのモノづくり。日本で実績を積み、信頼を得ているからこそ、海外でも一目置かれるという自負もありますし、どんなに活躍の場が広がっても、妥協のないモノづくりを最優先に考える姿勢が変わることはありません。今年８月には、本社のある岐阜県内に新たな工場と物流センターが完成、よりスピーディに高品質なアイテムをお届けできるようになります。また、国内サロン様に向けては、昨年から月々３２，４００円（税込）の専用美容液を購入していただくと、『ドクターアリーヴォザ ゼウス プロ』が無料で導入できる定期購買システムの運用を開始。さらに今年は使用済みマシンの下取り事業にも取り組み、これからサロンを開きたいというオーナー様が、手軽に利用できるような仕組みにしていきたいと考えています。
その背景には、この取り組みを通じて、女性の自立・社会進出の支援へとつなげていきたいという想いがあります。日本のエステサロンの技術やサービスは世界に誇れるものであり、実際にアジア各国には日本のエステティックを学びたいという人もたくさんいます。弊社では、こうした技術や文化を守り、女性の活躍の場を確保するための施策に取り組むだけでなく、アジアアンチエイジング美容協会（４Ａ）を通じて、その技術をアジア各国へ紹介するための場を設けるなど、さまざまな活動も展開しています。しかし、海外での活動がどんなに広まっても、やはりそれは日本あってこそ。活躍の場を世界へと広げるために、弊社もできる限りの協力をしていくつもりです。
