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情熱を持った人材を育て、美容医療機器分野をけん引

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「日本の優れた技術を世界へ!

 情熱を持った人材を育て、

 美容医療機器分野をけん引」

 

 

 

グローバルサイエンス株式会社

会長 笠原 征夫氏

 

【Profile】 Seifu Kasahara

広告代理店「電通」、製薬会社、化粧品会社での勤務を経て33歳で化粧品のOEM会社を設立。その後エステサロンでの美容機器の潜在的需要に着目し、美容機器の開発製造に着手する。富士山麓に酵素ファスティングを中心とした「北斎スパ」を開業。現在は医療機器の開発も開始、先端の美容医療をめざしている。

 

 

 

若手の急成長で成果達成、医療分野にも注力していく


 

先進的で優れた美容医療機器や美容医療製品の提供を通して、皆様の美と健康の追求を実現することを使命に、創業以来一貫して事業を展開してきました。美と健康の追求においては、これまで日本国内で厳格に線引きがなされてきた「美容」と「医療」の垣根を超えて、統合的に取り組むことこそが必要との思いから、美容機器製造販売のグローバルサイエンス株式会社に加え、2014年からは医療機器の製造販売を行なうダヴィンチテック株式会社を設立し、2本の柱で展開してきました。美容と医療は共鳴こそすれ相反するものではないというのが私の考えです。

 

2019年度を振り返ると、若手社員の台頭が顕著に見られた一年でした。新しく加わったスタッフが急成長を見せて、部門を牽引するリーダーとしての存在感を示すまでに育ってくれたことを、何よりうれしく思います。おもに美容事業において生み出すことができた余力は、今後医療事業に費やし、体制を整えていきたいと考えています。社員の現在の生活に加え、老後までをも守る経営をめざしたいですね。お客様を幸せにするためには、まず社員一人ひとりが幸せであることが絶対条件ですから。

 

製品面では1060nmLEDを採用したボディマシンである『エスベルタ』を発表。秋の展示会でもご好評をいただき、弊社最強の除毛器『リオキシー ヴィクトリア』やフェイシャルマシン『ディナ』と並ぶ主力マシンとして、多くの方に愛される製品をまた一つ世に送り出すことができました。2020年は10年間温めてきた高品質「和」コスメ企画を、満を持して発表する予定です。世界ブランドとして大きく羽ばたいてくれることを期待しています。

 

 

関係各社と手を携えて人を育て、業界を支えたい


 

世界中の市場に目を光らせ、優れた技術をいち早く発掘し、国内の皆様に広め続けてきた弊社ですが、まだ国内にある優れた技術が十分に発掘されていないようにも感じています。例えば、光線力学療法(PDT)に用いる発光ダイオード(LED)では、徳島県に拠点をおく日亜化学工業株式会社が非常に高いクオリティを持っており、弊社では同社のパーツを採用しています。世界のトップ企業が作る製品においても、機器はパーツの組み合わせであり、よりよいパーツを発掘することこそがよりよい製品作りに欠かせません。しかし、世界に目を移すと、同社の優位性が十分に発信されているとは言えず、国内においても、美容医療業界で広く知られているとはまだまだ言えないのです。こうした状況で、真に「日本製」を謳える製品を生み出すことは難しいと考えます。

 

厚生労働省の許認可が厳しく、産業としての発展が進まない美容医療機器産業は、ニッチな産業であり続けています。弊社はこの隙に一流を生み出し世界と闘える企業に育つ努力を重ねるべきだと考えています。これは、弊社単独で行なえることではありません。業界に関わる各社が手を携え、協力し合わないことには、世界を舞台に勝負できる一流の製品は完成しないのです。

 

美容医療機器開発においては、これに関わる技術者の確保にも課題があります。理系技術者の人材流出が
著しい中、2020年、弊社は技術者確保に注力し、美容医療機器産業を牽引するリーダーを育てていきたいと考えています。レーザー技術の誕生からまだ20年という若い分野である美容医療機器産業において、優れた理論と世界レベルの情報を得るための語学力、そして興味を超えた情熱を持った人材こそ弊社の、そして美容医療機器の未来を支える、大きな力となることでしょう。

 

 

グローバルサイエンス株式会社
つねに先端の技術を導入した業務用美容機器、化粧品の提案と製造販売を手がける。東京、大阪、福岡と、香港に隣接している中国の深圳に拠点を構え、各拠点にメンテナンス部門を設置。専任技術者を配して、製品導入後の万が一のトラブルにも迅速に対応する万全のサポート体制を整えている。