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思考を可視化するツールで適切&効率的に人材を育成

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「至高を可視化するツールで適切&効率的に人材を育成

 100年輝ける社会をめざす」

 

 

 

株式会社Lena(リーナ)

医療提携エステサロン&鍼灸院「Salon Lena(サロン リーナ)」

代表取締役 柳澤 奈々氏

 

【Profile】 Nana Yanagisawa

健康寿命の延伸を目的とし、エステと国家資格者(鍼灸師・柔整師・管理栄養士・看護師・臨床検査技師)との融合エステを実現。わずか2年で店舗数を1店舗から9店舗へと拡大し、暖簾分けシステム、自社化粧品開発などを推進する。また、現場の問題解決から生まれた株式会社LenaBrain代表取締役も兼任する。

 

 

 

人材育成の壁に突き当たり新システムの開発に参画


 

-現在、全国に9店舗と急速な拡大を続けているそうですね。

 

柳澤氏 もともと大手エステティックサロンでエステティシャンとして働いてきた私が、営業成績だけではなくお客様のための結果にこだわりたいという思いを実現するサロンとして「サロン リーナ」を立ち上げたのが2006年。私自身が培ったノウハウを体系化して伝えることで、誰でも等しく同じ成果を提供できるサービスをめざしてきました。しかし、同じようにノウハウを伝えても「できるスタッフ」と「できないスタッフ」がいることに気づき、人材育成の奥深さと難しさに直面したのです。そんな悩みを抱えていた4年ほど前、ある出会いから認知行動心理学をもとに人の行動特性と思考、そして能力を可視化する診断システムの開発に関わることに。モデル社として「リーナ ブレイン」を活用しはじめてから、わずか1年の間で1店舗だったサロンを9店舗にまで拡大することができました。

 

 

-システムを活用しての人材育成が、事業拡大のカギとなったのでしょうか?

 

柳澤氏 エステティックのような労働集約型のビジネスでは、成否のカギはすべて人材育成にかかっているといっても過言ではありません。適切かつ効率よく人材を育成するには、それぞれの人材特性を正確に把握することが不可欠です。「リーナ ブレイン」はこれまで感覚に頼ってきたこうした分析を、客観的に行なえるツールです。個人の資質に合わせてスタッフを配置し、的確に育成することで、スタッフを信頼し、任せられる体制が整いました。これが、さらに実績へとつながったのです。次々とオープンした新店舗ですが、どれも現場のスタッフからの要請で出店を決めたもの。実力をつけて自信を持ったスタッフから湧き出る、「やってみたい」という思いを形にする場としての新店なのです。

 

 

-「リーナ ブレイン」とは具体的にどのようなツールで、どのような活用が可能なのでしょうか?

 

 

柳澤氏 「リーナ ブレイン」では、パソコンやスマホを使い設問に答えることで、「コミュニケーション力」と「問題解決力」の2軸を中心に、思考の状態を数値化・グラフ化します。20種類の行動特性と12種類の能力特性に人材をプロファイリングすることができるのです。「リーナ ブレイン」での診断結果は、採用時の合否判定に活用するほか、個人の資質に合致するポジションへの配置や、全体ではなく個人の特性に合わせた教育の実践にも活用することができます。まずは細かな分析を通じてそれぞれの足りない力を見極め、そこを補う育成カリキュラムを立てます。それを用いてウィークポイントを克服し、個を高めるためのトレーニングが可能となります。

 

 

-採用の現場でも「リーナ ブレイン」を活用してらっしゃるのですね。

 

柳澤氏 面談の前に診断を受けてもらえば、お会いするよりも的確にその方の人物像が分かります。従来のNMATやSPIなどの適正検査では、性格や能力は測定できても、意識や思考の部分に切り込むことは不可能でした。対して「リーナ ブレイン」ではこうした分野も可視化することが可能となり、より正確な適正判断ができます。これまで感覚に頼らざるを得なかった部分、あるいは感覚によって隠されてしまってきた気質が可視化されることで、現状とのマッチングにより求めている人材に当てはまるかどうかを正確に判定できるようになるのです。

 

 

-人材の配置にも「リーナ ブレイン」を活用できるのですか?

 

柳澤氏 診断結果をもとに、強みと弱みが異なるスタッフ同士を組み合わせて配置することで、成長の機会を創出することができます。診断結果も包み隠さず本人に伝えます。そうすることで「誰から」「何を」学ぶべきなのかを意識させるのです。漠然としていた学びの意識に方向性を持たせることで、行動が変わり成長スピードが加速します。また、「リーナ ブレイン」の診断では、ストレス耐性や診断時点でのストレス状態も数値化されます。高ストレス状態にあるスタッフには直ちに声がけして課題を抽出したり、解決したりすることが可能となります。個人の資質にあった現場やポジションに配置することで、スタッフを取り巻く環境もよくなり、コミュニケーションの円滑なサロン運営にも役立っています。こうした労働環境改善への取り組みは、スタッフの定着率をあげるうえで欠かせないことだと考えています。

 

 

 

エステと鍼灸を融合させた施術。
美容と医療の間でこぼれてしまっていた分野にも、シームレスな対応ができるように。

 

スタッフで集まっての食事会。場所を変えることで幅広く交流ができるため、
積極的にこういった機会をつくっているのだそう。

 

地方で活躍している青森暖簾分け店「レビーリズ バイ サロンリーナ」

 

 

 

「認知行動心理学による人材診断システム

 「リーナ ブレイン」活用でサロンが変わった!

 十人十色の人材育成で輝く人生を」

 

 

 

国家資格保有者を積極採用 美容と医療の間にも光を


 

-御社の強み、また御社で働くうえでの魅力とはどのようなものでしょうか?

 

柳澤氏 サロンとしてはレベルの高い接客・おもてなしと、結果を重視した施術スキルをご提供できるスタッフがそろっていることが強みです。弊社では国家資格保有者を多く採用しており、エステサロンでもエステティックと鍼灸、柔整、医療などを融合させたサービスの提供をめざしています。これまで、医療と美容の間で手が届かなかった分野にも積極的に光を当て、健康寿命の延伸に向けてシームレスな対応を実践しているのです。専門知識や専門技術を積極的に活用することで、より多くのお客様からご信頼いただき、スタッフのやりがいにもつながっています。「リーナ ブレイン」活用による効率的な育成と適切な評価を受けることができるのも働く魅力になるでしょう。また、2019年8月には「株式会社リーナ ブレイン」を設立。「リーナ ブレイン」を活用した人材育成のコンサルティング事業も本格的にスタートしました。これまで同システムを活用してきた私自身が積み上げたノウハウを人工知能でツール化し、一貫したITサービスとして提供することをめざしています。自分の人材育成への悩みから生まれたシステムが、より多くのオーナーさんたちのお役に立てるのは喜びであり、大きなやりがいを感じています。

 

 

-未来のエステティック業界に期待することと、御社の今後の取り組みについて教えてください。

 

柳澤氏 エステティック業界が活性化することで、幸せに働くエステティシャンが増加し、より多くのお客様が美しく輝くこと。たくさんの女性たちの幸せへとつながることを期待しています。一人でも多くの女性が輝いて働ける社会をめざして、弊社なりに貢献していけたらと考えています。具体的には、まずは「リーナブレイン」の普及に取り組み、当たり前のように活用していただけるレベルにまで広めることを目標としています。100年人生では、生涯に渡る教育が必要不可欠です。年齢、性別、経歴を問わず、個人をきちんと見極めて、十人十色の教育を施すことで、人生の可能性は無限に広がります。「リーナ ブレイン」が、皆様の100年輝く人生をお手伝いできればと願っています。